ネット通販最大手のAmazonが、日本で一般用医薬品の本格的な販売をスタートさせた。これまで扱ってきたビタミン剤などの「第3類」に加えて、風邪薬や胃腸薬など需要の大きい「第2類」まで品ぞろえを広げた。MSN産経ニュースが報じている。
医薬品のネット販売は厚生労働省が省令で規制してきたが、ネット販売事業者が提訴。今年1月に最高裁が省令を無効とする判決を出した。
これを受けて6月には、政府も成長戦略でネット解禁を打ち出したことで、マツモトキヨシやサンドラッグなどのほか、ビックカメラやヤマダ電機など異業種も参入することになった。今のところ、アマゾンのサイトに出店しているテナント企業が販売する形だが、今後は直接販売することや、より効き目の強い「第一類」の医薬品の販売も検討している模様だ。朝日新聞デジタルでは、今回のアマゾンの動きを以下のように報じた。
商品によっては、ドラッグストアなど店頭で買うよりも割安になる。また、即日配送するテナント企業もある。アマゾンも直接販売することを検討する。(略)より効き目が強く副作用リスクが高い「第1類」については現在、厚生労働省が販売ルール作りを検討している。アマゾンは「第1類」についても販売を検討している。
(「アマゾン、大衆薬の取り扱い開始 店頭より割安商品も」2013/09/24 23:21)
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