10月31日に投開票された衆院選で小選挙区での落選が確実になった甘利明氏(72)が、自民党幹事長を辞任する意向を固めて、岸田文雄首相に伝えたと11月1日午前1時すぎにNHKニュースが報じた。岸田首相は選挙結果などをふまえて辞任を認めるか判断する見込みだ。
甘利氏は開票開始直後の10月31日午後8時過ぎ、爆笑問題の太田光さんが出演するTBS系「選挙の日2021 太田光と問う! 私たちのミライ」に中継で出演した。
解説で出演した松原耕二さんに「幹事長、選挙の責任者ですよね。ご自身の小選挙区で負けたら、幹事長の身を引きますか」と問われ、「総裁に身柄を預けなくちゃと思っています」と述べ、小選挙区で負けた場合には自民党総裁の岸田首相に幹事長職の進退を委ねる考えを示していた。
甘利氏は重複立候補している比例区では当選する見込みと報じられている。