アマル・クルーニー(旧姓アラムディン)はとうとうあきらめて、新しい夫ジョージ・クルーニーと共に1月11日に行われた第72回ゴールデン・グローブ賞の授賞式に出席することにした。しかし、彼女はハリウッドのもっとも派手な夜にもちっとも驚いた様子はなかった。
人権を擁護する弁護士が、普段は家でパジャマを着て、座ってテレビを見ているようなタイプだとは私たちも思わないが、それでも、いろんな面で少しくらいはその退屈だという態度を隠したっていいのではないかという気がする。もちろん彼女を責めているわけではない。彼女のが退屈するのにも理由がある。
まずは、司会者のライアン・シークレストとの会話に耐えなければいけなかった。彼は、ジョージ・クルーニーを紹介するときに「ゲームオーバー」という文字が書かれ、その上に笑顔の新婦としかめ面の新郎の絵がプリントされたTシャツを着て紹介すれば受けると思っているような男だ。
それから、リポーターのジュリアナ・ランシックが押しつけがましく2人にジョージ自慢のブランドのテキーラを一緒に一杯飲んでくれないかと誘ってきた。それにも耐えなければいけなかった。
職場の付き合いで彼氏に連れて来られた時みたいな顔をしているわ
幸い、アマルは不服そうな顔を見せることに何のためらいもないようだ。
「サタデー・ナイト・ライブ」に出演しているコメディ女優のティナ・フェイとエイミー・ポーラーが、「ジョージは特別功労賞を受賞したようなものね」と、気の利いたコメントをした時にも、アマルは静かに微笑んでいた。
今夜の決定的瞬間
しかしジョージが大げさに彼女への愛と尊敬を述べるスピーチ、彼女はとっても退屈そうだった。
アマルはなんだか退屈そうだった。他の場所にいて世界を救っていた方がよっぽどよかったのかもしれない。
今きっと彼女はアカデミー賞まであと何日あるかを数えていることだろう。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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