[ドバイ 3日 ロイター] - 国際武装組織アルカイダの指導者であるザワヒリ容疑者は3日、インドで新部隊を結成することをビデオ映像を通じて明らかにした。
インターネットに投稿された55分間のビデオ映像の中で、ザワヒリ容疑者は、インドでの組織結成はミャンマー、バングラデシュ、インドのアッサム州、グジャラート州、同州アーメダバード、カシミール地方のイスラム教徒への吉報となると示唆。新部隊はイスラム教徒を不正や迫害から解放すると述べた。
容疑者はさらに、タリバンの最高指導者オマル師への忠誠を改めて表明。イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」をけん制した。
テロ対策の専門家らによると、アルカイダの主導者は高齢化が進み、若者の信奉者を増やしている「イスラム国」への対抗に苦心している。「イスラム国」は、主導者アブ・バクル・バグダディ容疑者をイスラム共同体の指導者「カリフ(預言者ムハンマドの後継者)」とすることを宣言しており、すべてのイスラム教徒の忠誠を求めている。
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