タイの首都バンコクを走る黄色いスクールバス。よく見ると車体には無数の血痕。多くのゾンビたちが窓を叩いて、外へ出ようとしている。そんな画像と動画が世界のSNSに拡散して、人々を恐怖に陥れている。
このスクールバス、実は韓国発のNetflixドラマ「今、私たちの学校は…」のプロモーション用の車両だ。1月28日に配信スタートしたこのドラマは、配信後3日間で視聴時間が1億2479万時間を記録した。同月24日の週で、世界で最も視聴された作品となっている。
■「今、私たちの学校は…」とは?
このドラマは、またたく間に校内に広がっていくゾンビウイルスにより、死の恐怖に直面した生徒たちを描いた学園ホラー作品だ。この作品をアピールするために思い切った宣伝手法を採ったのが、タイのNetflixだった。血痕がつき、無数のゾンビを乗せたスクールバスを首都バンコク市内で走らせたのだ。
この様子を撮影した画像集が1月28日に公式Instagramに掲載されたほか、公式Twitterに動画がアップされた。
ゾンビ達は窓の液晶画面に映っているだけかと思いきや、動画の後半ではバスの扉が開き、制服を着た少女を追いかけてゾンビ達が実際に市街地に飛び出してくる様子まで映し出されている。
この様子はSNSで世界中に拡散した。「これはクール!」と称賛する声の一方で、「夜中にこれが家の近くを走ったらと想像すると…」「子どもの精神によくない影響がある」「バンコクに住んでなくてよかった」と怖がる意見も多かった。