ウディ・アレン、児童性的虐待疑惑の質問にいら立つ「タブロイド紙のばか騒ぎだ」

「この件について何の関心もありません。この件でずっと嫌がらせを受けてきました」
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7月13日、ニューヨークで「Cafe Society」の上映会に出席したウディ・アレン。

アメリカの映画監督のウディ・アレン(80)は、20年間にわたって噂されてきた性的虐待疑惑について語りたがらない。

アレンの養女で女優のディラン・オサリヴァン・ファロー(31)が2014年2月1日、7歳の頃から性的虐待を受けていたと告発する書簡をニューヨーク・タイムズに掲載するなど、アレンは1992年に当時交際していた女優ミア・ファロー(71)と破局して以来、児童性的虐待疑惑をかけられている。

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ディラン・オサリヴァン・ファロー

ガーディアン紙のインタビューを受けたアレンは、疑惑について、単なるゴシップにすぎないと退けた。

「まったく興味はありません。まさにタブロイド紙のばか騒ぎですよ。その件はニューヨークの社会福祉局が14カ月間徹底して調査したんです」と、アレンは語った。「イェール大学も調査して、結論もはっきり出ているから、この件について何の関心もありません。この件でずっと嫌がらせを受けてきました。でも私に影響はないし、なんの興味もありません」

アレンの口調は「うんざりしていて、悲しげで、淡々としていた」と評したジャーナリストのキャサリン・ショードは、この疑惑について彼が「嫌がらせ」という言葉を使ったことは今までなかったと指摘した。

しかし、アレンと疎遠になっている息子でジャーナリストのローナン・ファロー(28)が5月に寄稿したハリウッド・リポーター誌の記事には、ハリウッドとメディアは一貫してアレンに寛容な態度をとってきたと書かれている。アレンがカンヌ映画祭で「Café Society」の上映を行っている期間中に掲載されたこの記事で、疑惑はアレンさんのキャリアに一切影響を与えていないようだとローナンは指摘した。アレンさんは現在、Amazonビデオの新ドラマシリーズ「Crisis in Six Scenes」のための宣伝を行っている。

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第69回カンヌ映画祭で「カフェ・ソサエティ(Cafe Society)」のオープニング上映に参加するコリー・ストール、ブレイク・ライブリー、ウディ・アレン、クリステン・スチュワート、ジェシー・アイゼンバーグ

「Amazonはウディ・アレンに数百万ドルを支払い、新シリーズと映画のために予算を提供している」と、ローナンは記した。「私が非常に尊敬している人たちも含め、俳優たちは彼の作品にこぞって出演を続けている。『個人的な感情はない』と、ある俳優は以前私に語った」

「Cafe Society」に出演しているブレイク・ライブリー(29)は、この疑惑の渦中にいる監督を2度にわたって擁護しており、怒りを込めた口調でアレンは「女性に活力を与えている」と主張した。「ミッドナイト・イン・パリ」に出演した俳優のエイドリアン・ブロディ(43)は、この疑惑についてアレンに質問をするのは「不公平」であり、「人生というのはとても複雑なものだと思います」と語っている。

「Cafe Society」に出演した女優のクリステン・スチュワート(26)は、筋の通らない理屈でアレンの性的虐待疑惑を無視することに決めたという。「真実ではない、くだらないうわさ話で迫害を受けるようになったら、私たちの人生はおしまいです」

ハリウッドの有名人たちは、性的虐待疑惑のある人間の擁護に必死になっているようだ。同じ言葉を、性的虐待の被害者にもかけてあげられれば良いのだが。

ガーディアン紙によるアレンのインタビューはこちらから。

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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