9月7日までアメリカネバダ州で開催されたアートイベント「バーニングマン・フェスティバル」に登場した、高さ18メートルの巨大な彫刻が話題だ。大人の形をしたゲージの中に囚われた子供を表現したアートは、「人そのものだ」と人々を魅了した。
この作品は、ウクライナの彫刻家、アレクサンダー・マイロフ氏が制作した。「愛」と題された彫刻は、膝を抱えてうつむく大人の男性と女性のワイヤーの中に、子供の形の彫像を擁している。大人たちは背中合わせで対立しているが、子供たちは見つめ合い、互いの手を重ねている。
ネット上には「確かに私たちは囚われている」「一皮むいたらこうだよね」など、この作品に対する感想が、多数投稿された。
制作者のマイロフ氏はこの彫刻で使った大人のモチーフについてこう語っている。
「今、世界中で争いが起こっている。何のために争っているのだろうか。私たちは少し立ち戻り、それから向き合うべきではないか」。
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