スイス・セルヴィオンにある熱帯水族館「トロピカリウム」で6月3日、アルビノのガラパゴスゾウガメの赤ちゃんが公開された。
ロイターによると、このカメは5月に誕生したガラパゴスゾウガメ2匹のうちの1匹で、別のカメは親と同じ黒色だった。
アルビノのガラパゴスゾウガメは、非常に珍しいという。
トロピカリウムは声明で「アルビノのガラパゴスゾウガメが動物園で生まれるのは世界初です。野生でも見つかったことはありません」と驚きを伝えている。
ガラパゴス保護トラストによると、現存するガラパゴスゾウガメ種群のすべてのカメは、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストに載っている絶滅危惧種だ。
トロピカリウムはガラパゴスゾウガメの繁殖に取り組んでおり、母亀は2月11日に5つの卵を産んだ。卵は孵卵器で温められ、アルビノの子ガメが5月1日に、もう1匹が5月5日に孵ったという。
トロピカリウムのトーマス・モレル氏は、カメの色を見てとても驚いたとロイターに語っている。
「生まれた時に白い色をしていることはあります。しかし2日経って、私たちはアルビノだと確信しました」