攻撃を受けたのは、イラク中部のアル・アサド空軍基地と北部の都市エルビルの基地だという。このうち、アル・アサド空軍基地がどんな基地なのかを調べた。
■アサド空軍基地とは?
軍事情報サイト「Airforce-Technology.com」によると、アル・アサド空軍基地は、首都バグダッドの約180キロ西にある町の近くに位置している。
1980年代のフセイン政権の時代に、ユーゴスラビアからの資金でカーディシーヤ空軍基地という名前で建設された。イラク戦争中の2003年4月にオーストラリア軍が接収。同年5月に米軍に引き渡された後、2011年12月に新生イラク政府が管理している。イラク軍の第7師団の本部があるという。
基地の周囲は約24キロに及ぶ。4.2キロと3.9キロの2つの長大な滑走路と複数の誘導路があるという。
新華社によるとイラクで2番目に大きい空軍基地であり、イラクで最多の米兵が、有志連合軍の兵士ともに駐留しているという。