芥川賞・直木賞の候補作をネットで試し読み 会見生放送のパブリックビューイングも

「第151回芥川賞・直木賞」がきょう7月17日夜に受賞作が発表されるのにともない、日本最大級の動画配信サービス「ニコニコ生放送」を運営するドワンゴとニワンゴは、受賞会見を18時から生放送。テキスト配信サービス「ブロマガ」でも、全候補作品の冒頭部分を無料配信している。
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ドワンゴ

7月17日夜に受賞作が発表される「第151回芥川賞・直木賞」。日本最大級の動画配信サービス「ニコニコ生放送」を運営するドワンゴとニワンゴ(ともに東京都中央区)は、受賞会見を18時から生放送、全国の書店や図書館で「パブリックビューイング」を実施する。また、テキスト配信サービス「ブロマガ」でも、全候補作品の冒頭部分を無料配信している。

候補作品の冒頭を無料配信しているのは、「芥川賞・直木賞を楽しもう」。各出版社の協力により、今回初めて実現した。中には単行本化されていない作品もあり、貴重な機会になりそうだ。生放送は、18時からで、ジャーナリストの井上トシユキさん、評論家の栗原裕一郎さん、コラムニストのペリー荻野さんが出演。選考結果が出るまで、受賞会見現場から実況、作品解説を行う。

また、都内の紀伊國屋書店新宿本店、三省堂書店神保町本店、三省堂書店有楽町店、丸善&ジュンク堂丸善丸の内本店や、大阪市の紀伊國屋書店本町店、佐賀県の蔦屋書店武雄市図書館で、パブリックビューイングを実施。MARUZEN&JUNKUDOネットストア上でも、生放送をみることができる。

東京・下北沢の本屋B&Bでもパブリックビューイングをみながら、「文学賞メッタ斬り!」で知られる豊崎由美さんと大森望さんの2人と杉江松恋さんによる解説を聞く関連イベントが開かれる。

今回の候補作品は以下の通り。

第151回芥川龍之介賞候補作品(平成26年度上半期 作者名・五十音順)

戌井昭人「どろにやいと」(群像1月号)

小林エリカ「マダム・キュリーと朝食を」(すばる4月号)

柴崎友香「春の庭」(文學界6月号)

羽田圭介「メタモルフォシス」(新潮3月号)

横山悠太「吾輩ハ猫ニナル」(群像6月号)

第151回直木三十五賞候補作品(平成26年度上半期 作者名・五十音順)

伊吹有喜「ミッドナイト・バス」(文藝春秋)

黒川博行「破門」(KADOKAWA)

千早茜「男ともだち」(文藝春秋)

貫井徳郎「私に似た人」(朝日新聞出版)

柚木麻子「本屋さんのダイアナ」(新潮社)

米澤穂信「満願」(新潮社)

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