日本文学振興会は1月16日夜、第158回芥川賞・直木賞の受賞作を発表した。
2017年下半期の作品から純文学の芥川賞は石井遊佳さんの「百年泥」と、若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」が選ばれた。大衆文学の直木賞は、門井慶喜さんの「銀河鉄道の父」が選ばれた。
直木賞候補にはロックバンド「SEKAI NO OWARI(セカイノオワリ)」のSaoriこと藤崎彩織さんら「ふたご」も選ばれていたが、受賞を逃した。
日本文学振興会の公式サイトによると、各賞の候補作は以下の通り。
【芥川賞候補作品】
・石井遊佳(いしい・ゆうか)「百年泥」(新潮 11月号)
・木村紅美(きむら・くみ)「雪子さんの足音」(群像 9月号)
・前田司郎(まえだ・しろう)「愛が挟み撃ち」(文學界 12月号)
・宮内悠介(みやうち・ゆうすけ)「ディレイ・エフェクト」(たべるのがおそい vol.4)
・若竹千佐子(わかたけ・ちさこ)「おらおらでひとりいぐも」(文藝 冬号)
【直木賞候補作品】
・彩瀬まる(あやせ・まる)「くちなし」(文藝春秋)
・伊吹有喜(いぶき・ゆき)「彼方の友へ」(実業之日本社)
・門井慶喜(かどい・よしのぶ)「銀河鉄道の父」(講談社)
・澤田瞳子(さわだ・とうこ)「火定」(PHP研究所)
・藤崎彩織(ふじさき・さおり)「ふたご」(文藝春秋)