AKB48運営会社が3年で4億円の申告漏れ 「家賃は経費でなく寄付金」、国税が指摘

アイドルグループ「AKB48」の運営会社「AKS」が東京国税局の税務調査を受け、メンバーの家賃などを立て替えた支出に関し、2014年11月期までの3年間に4億数千万円の申告漏れを指摘された。
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Japanese girl pop group AKB48, (L-R) Rena Matsui, Haruka Shimazaki, Rino Sashihara, Minami Takahashi, Mayu Watanabe, Jurina Matsui, Yuko Oshima and Yuki Kashiwagi perform during their concert at the Yokohama stadium in Yokohama, south of Tokyo on June 8, 2013. Over 70,000 spectators gathered for the concert as well as the election results announcing the upcoming recording members selection. AFP PHOTO / TOSHIFUMI KITAMURA (Photo credit should read TOSHIFUMI KITAMURA/AFP/Getty Images)
TOSHIFUMI KITAMURA via Getty Images

人気アイドルグループ「AKB48」を運営する芸能プロダクション「AKS」(東京都)が東京国税局の税務調査を受け、メンバーの家賃などを立て替えた支出に関し、2014年11月期までの3年間に4億数千万円の申告漏れを指摘された。

悪質な仮装隠蔽を伴う所得隠しはなく、同社は取材に「見解の相違はあったが、当局の指摘を踏まえ適正に税務申告した」と説明している。

国税局は、AKSが支払っていたAKB48メンバーの家賃などについて、経費でなく課税対象である「寄付金」と判断したもよう。追徴税額は過少申告加算税を含め1億数千万円で、既に納付したという。

AKB48運営会社が申告漏れ 家賃は寄付、国税が指摘 - 47NEWS(よんななニュース) 2015/09/01 02:06)

関係者によると、AKSではAKB48などのメンバーの多くを、自社ではなく、芸能事務所に所属させており、メンバーへの報酬は、それぞれの所属事務所に支払う形態を取っていた。立て替えは家賃が大部分で、ほかに歯の矯正費や旅行代などがあり、約20項目にわたる。総額は2012年ごろに数億円にのぼっていた。グループの人気上昇に伴い、月100万~200万円のマンションや、家族と同居するメンバーの家賃も立て替えるようになったという。

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