アフガニスタン東部パクティカ州ウルグン地区の市場で7月15日、車を使った自爆テロがあり、国防省当局者によると、89人が死亡、40人以上が負傷した。犯行声明は出ていない。MSN産経ニュースなどが伝えた。
テロ現場は、モスク(イスラム教礼拝所)や市場の近くで、20以上の店舗と車数十台も破壊された。犯行声明は出ておらず、各地でテロを起こしているイスラム原理主義勢力タリバンは犯行を否定した。
この日は首都カブールでも、大統領府の報道担当部署の職員7人が乗った車が走行中、道路脇に仕掛けられていた爆弾が爆発し、2人が死亡。タリバンが犯行を認めた。また、ホスト州では、パキスタン国境の検問所がタリバンに襲撃され、警官ら7人が死亡、タリバン側の34人が殺害された。
(MSN産経ニュース「自爆テロ、89人死亡 アフガン、モスクや市場近く」より 2014/07/16 09:02)
今回のテロ事件の犠牲者の数は、アフガニスタンでの単独のテロによるものとしては今年に入ってから最悪の規模だった。カルザイ大統領は事件後に声明を出し、「多くの罪のない市民が死傷した残酷な攻撃を強く非難する」としてテロを厳しく批判した。
アフガニスタンは大統領選の不正疑惑でも混乱している。
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