「アチョー!」。内戦で破壊されたアフガニスタンの廃墟に怪鳥音が響く。1973年に亡くなった伝説の香港アクションスター「ブルース・リー」が、21世紀に蘇ったのか。いや、違う。よく似ているが別人だ。
この人物は、首都カブール在住のアッバス・アリザダさん(20)。「アフガンのブルース・リー」と題するFacebookを開設し、映画「燃えよドラゴン」を彷彿とさせるヌンチャクさばきやアクションを披露。「ブルース・リーの生まれ変わりだ!」と世界的に話題になっている。
ロイターによると、アリザダさんは10人の子供のいる貧しい家庭の出身。経済的な問題で武術太極拳の学校に行くことはできなかったが、武術の指導者から支援を受け、国内トーナメントで優秀な成績を収めるまでになった。
長年の戦争により廃墟と化したカブール市内のダルラマン宮殿で週2回のトレーニングをこなす。「この国でチャンピオンになって、ハリウッドスターになりたい」と話しているという。
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