『Hello』などの曲で知られるイギリスの歌手、アデルは長年、LGBTの権利を支持してきた。
歌手のアデルは3日、ある同性カップルに意図せず素敵なサプライズを贈った。
28歳の歌手アデルは5月3日、デンマークのフォーラム・コペンハーゲンで行われた自身のコンサート中、スウェーデン出身のアンドレ・ソダーバーグさんとサイモン・カールソンさんの2人をステージに上がるよう促した。E! Onlineが報じた。
どうやらアデルは、掛けている眼鏡が奇抜だったという理由で、多くの観客の中からこのカップルを選んだようだ。だから、ソダーバーグさんが片膝をつき、カールソンさんに愛の質問を投げ掛け始めた時、彼女は驚いてしまった。
その瞬間を捉えた動画が、ツイッターに投稿されている。
カールソンさんがプロポーズを受け入れると、アデルも興奮を隠せない様子で、ステージ上でピョンピョン跳ねている。
彼女は冗談めかして、「あなた方が子供を欲しいなら、私が代理母になるべきかしら? スウェーデン人の子供なんて素敵ね」と言いながら、このカップルが家族をスタートさせるための支援を申し出ている。
ソダーバーグさんは、この日にプロポーズするのを前もって決めていたわけではないと明かした。「プロポーズ自体はずっと考えていました。アデルさんが私たちをステージに上げてくれたので、実行してしまいました」
では、指輪は?
「以前買ったプラスチック製の指輪をたまたま持っていたので、その指輪を取り出し、彼の指にはめてしまったのです。私が言えたプロポーズの言葉は、『とても愛している』だけでした」。
アデルは長年、LGBTの権利を支持してきた。2015年にはタイム誌のインタビューで、息子アンジェロ君のセクシャリティに関わらず、彼女は彼を支援することを約束した。2011年には、彼女の音楽が、同性愛者のファンにカミングアウトへの勇気を与えているということについても語っていた。
「自分が自分らしくいることが本当に幸せで、本当に心地よいと話してくれる人たちから、私はたくさんのメールを受け取っています。そして、それは、私が本当に好きなことなのです」そう、アデルはアウト誌に語った。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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