「第91回アカデミー賞」授賞式が2月24日(日本時間25日)、アメリカ・ロサンゼルスで行われ、ピーター・ファレリー監督の『グリーンブック』が作品賞を受賞した。
動画配信サービスのNetflixが製作・配信した『ROMA/ローマ』が作品賞を含み最多10部門にノミネートされたが、作品賞は逃した。
『グリーンブック』は実話を元にしたストーリーで、人種差別の影響が強く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ピアニストとイタリア系男性の友情を描いた作品。
今回のアカデミー賞で主演男優賞にノミネートされたヴィゴ・モーテンセン、助演男優賞を受賞したマハーシャラ・アリが共演した。
Netflix作品『ROMA/ローマ』は作品賞逃す
第91回アカデミー賞の作品賞にノミネートされたのは、『ブラックパンサー』、『ブラック・クランズマン』、『ボヘミアン・ラプソディ』、『女王陛下のお気に入り』、『グリーンブック』、『ROMA/ローマ』、『アリー/スター誕生』、『バイス』の8作品。
うち5本が黒人などの非白人が主役級の役割を努めており、多様な作品が並んだ。
混戦が予想された第91回アカデミー賞では、最多10部門でノミネートされたNetflixオリジナル作品『ROMA/ローマ』に注目が集まっていたが、受賞は叶わなかった。
『ROMA/ローマ』はメガホンを取ったアルフォンソ・キュアロン監督が監督賞に輝いたほか、外国語映画賞などの部門でオスカーを受賞した。