アメリカを公式訪問中の安倍晋三首相は4月29日、アメリカ議会上下両院合同会議で演説を行い、第二次大戦に対する「痛切な反省」を表明した。朝日新聞デジタルなどが報じた。
アメリカ議会で日本の首相が演説するのは、吉田茂、岸信介、池田勇人に続いて4人目。上下両院合同会議で演説するのは今回が初めて。戦後50年に村山富市首相(当時)が談話に盛り込んだ「痛切な反省」という表現を使って、歴代内閣の歴史認識を引き継ぐ考えを強調した。その一方、村山談話の「侵略」や「お詫び」という表現は使わなかった。
毎日新聞によると、安倍首相は「戦後の日本は先の大戦に対する痛切な反省を胸に歩みを刻んだ。自らの行いが、アジア諸国民に苦しみを与えた事実から目をそむけてはならない。これらの思いは歴代首相とまったく変わらない」と話したという。演説全文は、NHKニュースが掲載している。
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