9人の偉人がコーヒー中毒だったなんて驚きだ

コーヒー中毒が進んでいるのではないかと思っても、それは決してあなただけではない。実際、これまで世界で最も成功し高く評価されている人間の中には、すっかり、時には悲痛なほどコーヒーに夢中になっていたものがいる。それらの人物をたどってみよう。
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ダブル・カプチーノを飲まないことには家から出ることができず、頼りになるエスプレッソの1杯がないと2時の会議を切り抜けることができない。きっと、コーヒーを飲む健康上のメリットと、飲みすぎると健康にリスクがあるという、矛盾する両方の意見を読んだことがあるだろう。それでも、あくびをして人生の時間を浪費している余裕はないはずだ。

コーヒー中毒が進んでいるのではないかと思っても、それは決してあなただけではない。実際、これまで世界で最も成功し、名声を博した偉人の中には、完全に、時には痛々しいほどコーヒーに夢中になっていた人間がいる。

1. ヨハン・セバスチャン・バッハは、コーヒー好きが高じて短いオペラを書いている。

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朝のコーヒーがないと、私はちょうど干からびた焼きヤギの一片のようだ-コーヒー・カンタータ

「音楽の父」バッハはコーヒー好きでも有名だった。バッハはユーモアのある人物という評価はあまりされていないが、『マタイ受難曲』などでバッハに詩を提供したピカンダーが提供したユニークな詩を、1732年に『コーヒー・カンタータ』として発表した。このカンタータは、ウィーンのコーヒーハウスシーンを舞台にした大衆のにぎわいを風刺したものである。当時コーヒーは当時、危険なもので社会的な「悪」とみなされていた。

2. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは、1カップにちょうど60粒の豆を使ったコーヒーを飲んでいた。

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帰る前にコーヒーでもどうかね?-ベートーヴェン

悪い評判が立つほど神経質だったベートーヴェンは、招かれざる友人を家から追い払うときに、皮肉を込めて彼に尋ねたことがある伝記作家によれば、ベートーヴェンは自分の飲むコーヒーにかなり執着していて、1杯のコーヒーを入れるのに自分の手で60個の豆を数えたとのことである。

3. ベンジャミン・フランクリンは、飽きることなくコーヒーショップに入り浸っていた。

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「ロンドンのコーヒーハウスで会った正直な人々すべてが好きだ」-ベンジャミン・フランクリン

ロンドンに住んでいた間、フランクリンはコーヒーショップへ自由に出入りしていた。彼はそこで政治集会を開き、チェスをし、また他の人たちの会話を耳にするためにただ入り浸っていた。姉妹からの手紙をお気に入りのロンドンのコーヒーショップあてに送るよう指図すらしていた。常に勤勉なビジネスマンであったフランクリンは、自らのコーヒー豆を販売していた。船旅に出るときには、船長に対して切らさないように必ず自分のコーヒー豆を用意するよう忠告していた

4. ヴォルテールは1日に4050杯のコーヒーを飲んでいたと言われている。

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「コーヒーが毒であるとしても、効き目の遅い毒だ」-ヴォルテール

啓蒙主義を広め、「カンディード」を著した高名な作家ヴォルテールは、おそらく歴史上最も熱心なコーヒー常飲者の一人である。伝えられるところによれば、1日に40~50杯のコーヒーを飲んでいた。どうやらチョコレートとコーヒーを混ぜ合わせたものであったらしい。ヴォルテールのかかりつけ医は、「あなたの大好きなコーヒーに殺されるだろう」と彼に警告していたが、彼は80代まで生きた。

5. セーレン・キルケゴールは、およそ角砂糖30個分の砂糖を入れてコーヒーを飲んだ。

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「とにかく、私はコーヒーを高く評価している」-セーレン・キルケゴール

デンマークの哲学者であるセーレン・キルケゴールのコーヒーの入れ方は独特であった。山のような砂糖をカップの中に入れ、そこにブラックコーヒーを注いで、砂糖を溶かした。また、様々なコーヒーカップを50個持っていて、秘書に1つ選ばせ、それを選んだ妥当な哲学的な理由を述べさせた。上記の引用は彼の日記からである。

6. セオドア・ルーズベルトは、1日に1ガロン(約3.8L)のコーヒーを飲んだ。

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第26代合衆国大統領セオドア・ルーズベルトの息子によれば、この大統領のコーヒーマグは「むしろ浴槽のようなもの」であったとのことである。

ルーズベルトは、普段コーヒーを飲むのに5~7個の角砂糖を入れていたが、やがてサッカリンに変えた。

7. L・フランク・ボームは、毎朝クリームと砂糖入りのコーヒーを4、5杯飲んでいた。

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L・フランク・ボームは「スプーンが沈まずに浮かぶ」ほど濃いコーヒーを好んだ。

「オズの魔法使い」シリーズで人気の作家ボームは、自らの創造性を湧き出させるために朝のコーヒーを頼りにしていた。彼は午前8時に起きると朝食と一緒にコーヒーを飲んだ。

8. マーガレット・アトウッドは、自らのコーヒー・ラインを持っている。

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ハーブティーには目もくれない。真っ直ぐに本物の、低級なコーヒーに向かう。カップの中のゆらめき。それで元気になり、すぐにしゃんとなることと知る-マーガレット・アトウッド

このカナダの詩人は、カナダのピーリー島・鳥類観測所の資金を募るために自分の名前をバルザックス・コーヒー・ロースターズの「バード・フレンドリー」ブレンドに貸している。アトウッドの朝食はクリームかホットミルク入りコーヒーだけである。彼女は時折、エスプレッソの1杯を楽しむ。

9. デヴィッド・リンチは、1日に4~7杯のコーヒー (多量の砂糖入り) を飲んでいる。

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「まずいコーヒーでも、まったくないよりはましだ」-デヴィッド・リンチ

著名なコーヒーファンであるデヴィッド・リンチは、この飲物を自らの映画やテレビ番組の「ツイン・ピークス」の中に取り入れていることで知られている。彼はオーガニックコーヒーのデヴィッド・リンチ署名入りオーガニック・ラインの発売もやっているくらいだ。リンチは自らのコーヒーへの耽溺をハフィントンポストのブログに記している。

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