長い間キリスト教徒が多数派を占めてきたアメリカだが、それがいつまでも続くとは限らないようだ。
公共宗教研究所(PRRI)が発表した新しい「American Values Atlas」(アメリカ人の価値観調査)によると、「どの宗教にも属さない」と答えたアメリカ人は全体が22%を占めた。
一方、シンクタンクのピュー研究所が2007年に実施した調査によれば、「どの宗教にも属さない」と答えた人は16%であり、キリスト教の78.4%に続いて2番目に多かった。ちなみにその次に多かったのはユダヤ教の1.7%だ。
「アメリカの宗教をめぐる状況は劇的に変化しており、政治や文化を根本的に塗り替えようとしています」と、PRRIのダン・コックス研究員はハフポストUS版に対して述べている。アメリカでは今もキリスト教徒が多数派だが、この状態がどれくらい続くのか、今後の展望は分からない。
以下に、アメリカの変わりゆく宗教事情をうかがい知ることができる「9つの事実」をご紹介しよう。
「複数の宗教を信じている人」は16%
AnonMoos/Wikipedia
「どの宗教にも属さない人」が多数派である州の数は23
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どの宗教にも属さない人が「2番目の多数派」
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どの宗教にも属さない人:年齢別
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白人キリスト教徒の人口が少数派である州は19
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「配偶者の宗教的思想は自分と異なる」人は24%
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同性婚の支持
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「どの宗教にも属さない人」は白人とアジア系に多い
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キリスト教以外の宗教に属す人が増えている
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この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
[日本語版:遠藤康子、合原弘子/ガリレオ]
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