「伝説のスピーチ」で有名なセヴァン・スズキさんが6年ぶりに来日。最もパワフルな道具、「愛」の力を伝えるために。

「直し方のわからないものを、これ以上壊すのはやめてください」当時12歳だったセヴァン・カリス=スズキさんがこう国連のリオ地球サミットで訴えたのは1992年のことでした。6分間の渾身のスピーチは、「伝説のスピーチ」として世界を駆け巡り、今も感動を呼び続けています。
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「直し方のわからないものを、これ以上壊すのはやめてください」

セヴァン・スズキ(1992年リオ地球サミットにて。当時12歳)

当時12歳だったセヴァン・カリス=スズキさんがこう国連のリオ地球サミットで訴えたのは1992年のことでした。6分間の渾身のスピーチは、「伝説のスピーチ」として世界を駆け巡り、今も感動を呼び続けています。

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当時子どもだったセヴァンは、今や2児の母。世界的に有名な生物学者の父、デイヴィッド・スズキと環境運動家の母を持つ日系4世のカナダ人の環境活動家として伝統的な暮らしを営みながら、現在も環境活動のリーダー的存在として活躍しています。そのセヴァンが来月、ナマケモノ倶楽部の招聘で2月に6年ぶりに来日して全国をツアーします。

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(セヴァン来日支援者をReadyFor.で募集中です)

大きな課題に直面していますが、私たちは最もパワフルな道具を持っています。「愛」の力です。私たちの子どもたちを愛する力、お互いを愛する力、人生を愛する力、そして自然世界を愛する力です。いま私たち人類は、歴史上6度目の滅亡の危機を迎えています。私たちは大きな熱意とビジョンを持ち、私たち自身の子どもたちや私たちの子孫のために良いコンディションで地球を受け継げるよう、愛の力を思い出さねばなりません。

セヴァン・カリス=スズキ

※2014年2月来日ツアーのためのメッセージ(関根健次・訳)

福島第一原発事故で原発をこれからどうしていくかということが国民的議論になっている日本と同様に、カナダでも、前回のブログで紹介したように、人類史上最大の環境破壊といわれるアルバータ州でのタールサンド(油砂)採掘問題やTPP参加問題などを抱え、環境保全と経済成長路線の間で大きく揺れています。

セヴァンは今回の来日に向けたメッセージでこうも言っています。

私たちは、経済、政治、そして環境もどうなるか分からない、大変に不安な時代を生きています。私たちは進歩を目指しますが、技術の発展や経済成長のための消費が人類にとって大切なコミュニティ、愛、本質的な幸せよりも優先されています。エネルギー問題をどうするかということは、気候変動や地球環境を左右する最も大きな課題です。エネルギーは単に機械を動かすためにあるのではありません。エネルギーは、社会を変革したり、人々が連帯したり、「愛」するためにも使えるのです。

歴史上6度目の滅亡の危機を迎えているという今、私たちはどう行動すべきなのでしょうか。2014年2月11日~25日の間に全国7都市を巡り講演するセヴァンの声をぜひ聞いてください。

私の会社、ユナイテッドピープルでは、セヴァンの考えに共感し、彼女の「Love is the Movement!ツアー2014」と連動して、全ての生命が共生できる新しい世界を!と訴える愛をテーマにした映画『オキュパイ・ラブ』を全国でこの2月に上映します!バレンタインの2月は、映画『オキュパイ・ラブ』 を上映して、日本を愛でいっぱいに!(日本をLoveで占拠!)しましょう!