2016年も終わりですね。皆さんにとって、どのような1年だったでしょうか?
私は仕事・育児をしつつ久しぶりに学生に戻りチャレンジの1年でした。先生方、27歳~67歳という幅広い職種・年齢の大学院同期を始め、家族・友人など本当に多くの方々に支えて頂きアドバイスを頂き新しい出来事が満載の1年でした。
新しい人と出会う度に気になるのが、その人とどうコミュニケーションを取るかです。お互いが分かるまでは様子を見て、どうするか悩みますよね。そんな悩みも無駄な期間も一掃してくれる教科書のような本が先月出版されました。
作家であり心理カウンセラー五百田達成さんが「不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち 『きょうだい型』性格分析&コミュニケーション」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を出版されました。拝読し「きょうだい型」をベースに考えればコミュニケーションが上手く行くはず!と確信。
まず自分(大塚は末子)のタイプにも思わず納得!他のタイプの傾向、また、どう付き合うと良いのか多くのヒントを頂きました。血液型も星座も全く参考にしない私ですが、今回は大いに参考になりました。と言う訳で、五百田さんに、きょうだい別のコミュニケーションについてお話をお伺いします。
大塚美幸(以下、大塚):本日は有難うございます。
五百田達成氏(以下、五百田):こちらこそ有難うございます。
大塚:「不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち」拝読して、すごく納得できる部分が多かったです。自分はもちろんですが周りの人たちのことを考えみました。今後、この人へは、こうゆう声かけ、あの人にはこうしよう等、具体的に考えながら読み進められました。初対面の相手には、今後きょうだいを必ず聞こうと思います(笑)自分の兄弟姉妹とはもちろんですがビジネスでも家庭でも活用できる本ですね。
五百田:ありがとうございます。2014年に書いた「察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)では男女別の思考や言葉について解説しました。今回は前から温めていた「きょうだい型」をテーマに、長子・末子・中間子・一人っ子、各々の特徴を分析しました。
この本は3つの点を踏まえて構成されています。まず1つ目が自分について知る、2つ目はパートナーや仕事相手などについて理解を深める、3つ目はそれらを踏まえた上で、コミュニケーションを図る。具体的な付き合い方とひとことフレーズをまとめてあります。そのような3段階で読み進んで頂けると嬉しいです。
大塚:読んでいく過程で、そのように読める構成ですよね。あるあるで終わらず、最後に活用法が具体的にあるのが個人的にすごく嬉しいポイントです。最初はどんなきっかけで、4タイプに分けて考えようと思われたのでしょうか?
五百田:皆さん1度は、〇〇ちゃんはお兄ちゃんがいそう、〇〇君は妹がいそうだね、なんて話をしたことがあるのではないでしょうか。私もかねてより、友人たちとの会話から漠然と意識していました。そんな中で、あるとき「きょうだい型メソッド」をひらめいたのです(書籍のカバー見返しに掲載)。つまり、人は必ず「一人っ子」か「末っ子」として生まれ、その後、「長子」や「中間子」に変化する(こともある)という考え方です。
今まで誰もがうっすらと考えていたことですが、こうやって明確にビジュアル化・言語化できたことで手応えをつかみました。以後は、出会う人、友人など改めて意識して各々のタイプをさらに深く考察できるようになりました。
おおよその枠組みが出来上がってからは、数多くの長子、末子、中間子、一人っ子に綿密なインタビューを繰り返しながら進めました。
「察しない男 説明しない女」では「世の中には男語と女語がある」という考えを提唱しましたが、今回はさらにプラスして「各きょうだい型別コミュニケーション」に踏み込んだわけです。
大塚:実際読んだ後で長子の方に試したら本当に良い反応でビックリしました。これは「きょうだい間」だけでなくビジネスで大いに活用できますよね。
五百田:そうなんです。自分の上司や部下がどのきょうだい型に当てはまるか確認して声をかけると仕事が上手く行くようなると思います。また子育て中のお母さん方にもオススメしたいですね。「あ、やっぱりこれで良いんだ」と安心できると思います。
まずは自分を知る、そして周りの人たちを知る、さらには相手に合わせた言葉を使い分ける。少し心掛けるだけでハッキリと効果が実感できますよ。
大塚:これから試していきたいと思います。久しぶりにコミュニケーションを良い意味で試してみるのが楽しみになりました。最後に五百田さんが大切にしているコミュニケーションについて教えて頂けますか?
五百田:コミュニケーションは「技術」だと考えています。自分の性格や相手の性格を、今さら変えるのは難しい。自分と相手はまったく違う人間。わかりあえなくて当たり前なわけです。ゴリゴリとぶつかって価値観をすりあわせるのではなく、とりあえずなんとかうまくやっていく、そのためのツールがコミュニケーション、ぐらいに割り切れば、純粋なテクニックとして上達できるはずです。
大塚:本日はありがとうございました。これから教科書にしてコミュニケーションを楽しんでいきます。
五百田:こちらこそ有難うございました。
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