オランダのアーティスト、レイモン・ブルインが描いたスケッチには、誰もが驚かされるだろう。
使っているのは鉛筆と、何枚かの紙、そして注意深く位置を決めて置かれたカメラだけ。描かれたスケッチは、まるで中空に浮かんでいるように見える。
「こうした作品を自分は、錯視のアートと呼びたい」とブルイン氏は言う。紙から飛び出てくるように見える3D効果を生み出すために、同氏はいくつもの手法を使っている。こうした画法については自ら考案したという。
「自分の作品の鍵は、これがスケッチの写真ということだ。ある視点からスケッチを描き、描きおわったら、ある特定の角度から写真を撮影する。すると、スケッチ全体が紙から飛び出して見える。この効果は写真でしか見ることができず、実物では見ることができない」
ブルイン氏の作品をもっと見たい人は、同氏のサイトやFacebookページをチェックしていただきたい。
[Ron Dicker(English) 日本語版:ガリレオ]