Diego Corredorはギターを弾きたかったが、生まれつき右手がなかった。義手を使ってコップの水を飲んだり、物を持ち上げることはできるがピックを持ったり弦をつまびくことはできなかった。そこへ登場したのが3D Gluckのメーカーたちだ。
チームはコロンビアに住むCorredorと一緒に、ギターを弾けるカスタム義手を制作した。実験中は手のように見える必要はなく、最終的にカバーを被せて彼の腕に固定し、ピックを把むためのクリップを付けた。チームはCorredorのために、リンキン・パークのロゴで腕を飾った。
「私たちは実用的でDiegoの充生度を高めるものを作りたかった」と3DGluckの共同ファウンダー、Andrea Monroyは言った。
e-Nableを始めとする非営利グループによる3Dプリント義肢は、50ドル以下でプリントできる非常にシンプルな手に力を入れている。Corredorの手もその程度の価格で、10代の若者がカッコいいエレキギターを弾くことができる。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)
(2015年2月3日TechCrunch Japan「3Dプリント義手で、少年がギターを弾けるようになった」より転載)
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