福岡県太宰府市は9日、私立の認可保育園で2015年度に保育士ら30人が退職するなど、人事管理に問題があるとして、県と立ち入り調査をしたことを発表した。毎日新聞などが報じた。請願によると、退職者は保育士18人、看護師ら12人。
西日本新聞によると、2015年12月に保育士から「休みが取れない」「パワハラがある」などの訴えが市にあったという。毎日新聞によると、立ち入り調査の結果、時間外勤務命令簿の記入法や園の運営規程の整備などに問題があり口頭で指導したという。
この問題を受けて、太宰府市議会の議会運営委員会には5月26日付で「保育士不足の中、園を支える現職の方々が大量にお辞めになることは大変な事態であると考えます」として、市と県による指導を訴える請願が提出された。
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