謹慎芸人、2700が1番目に劇場復帰 処分解除され活動再開 さっそく闇営業をネタに
反社会的勢カの宴会に出席して金銭を受け取るなどした、いわゆる「闇営業」問題で、謹慎処分を受けた芸人11人が、きょう19日をもって処分が解除された。新宿・ルミネtheよしもとで行われた『夏休み大ネタ祭12時の部』には2700が出演し、1番手に劇場復帰した。
2700は常道裕史(36)と八十島宏行(35)からなる2人組。「右ひじ、左ひじ、交互に見て」などのリズムネタで人気を集め、キングオブコントの決勝に進んだこともある人気コンビ。2017年にコンビ名を「ザ ツネハッチャン」に変更したが、翌18年に「2700」に戻している。
コントに入る前にステージ中央に立った八十島は「お久しぶりでございます。ご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪し、かつらを手に持った常道も「申し訳ございませんでした」と頭を下げた。
約1ヶ月ぶりのステージとあってネタ選びに迷ったことも正直に告白。八十島は「朝、久しぶりの公の場だからひじだろという話になった」と振り返ると「右ひじ、左ひじ、交互に見て」のショートバージョンを披露。観客から大きな拍手を受けた。
そして、コントに突入した。突然、家を訪れた女性を慰める男性が、なぜか骨の話をするネタ。最後は骨格模型がしゃべり出すという設定で、八十島は自身に向かって「もう闇営業行くなよ」とイジり、自分で「すみません」と謝罪。続けて常道に対し「直の営業入っても、すぐに行くなよ」と助言すると、常道も「すみません」と平身低頭。芸人らしく笑いに変換し、観客は大笑いだった。
吉本興業は9日に謹慎処分となっている11人の芸人について8月19日をもって謹慎処分を解き、復帰することを正式に発表。「11名は謹慎処分以降、それぞれが今回の件を重大な問題として捉え猛省し、7月末からは、自らの意思により社会貢献活動を行ってまいりました」とし「11名は活動再開後も被害防止の為の啓蒙活動等の社会貢献活動を行っていく所存です」と伝えていた。
8日には一連の騒動を受けて設置した『経営アドバイザリー委員会』の第1回会合を行い、マネジメントやスケジュール管理、ギャラ交渉などをタレントが自ら行う「専属エージェント契約」を導入することも発表している。
■残る芸人の復帰スケジュールは以下の通り
8月19日、ルミネtheよしもと:くまだまさし、スリムクラブ、ムーディ勝山、ディエゴ(ストロベビー)
8月20日、ルミネtheよしもと:福島善成(ガリットチュウ/41)
8月22日、よしもと幕張イオンモール劇場:木村卓寛(天津/43)
8月24日、よしもと幕張イオンモール劇場:パンチ浜崎(ザ・パンチ/38)、ルミネtheよしもと:レイザーラモンHG(レイザーラモン/43)
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