こんにちは、数学・教育ライターの鍵本です。
前回みなさんに出題した2015年度のお年玉問題、いかがでしたでしょうか?
もう一度問題をこちらで掲載しておきます。
で、解答はこちらです。できたかたはクリックして答え合わせしてみてくださいませ。
さて、1月というと入試シーズンがいよいよ開始する時期です。ご家族や近親者に近々入試を受験される読者の方も多いのではないでしょうか。予備校、塾、高校教師などいろいろな立場でたくさんの受験生を送り出してきた筆者から、今回はすべての受験生に簡単なメッセージを。
受験勉強というのは、程度の差こそあれ、孤独との戦いです。孤独と仲良くなれない人は受験では力を出せないはずです。なぜなら試験というのは一人ですべての問題に立ち向かわなければならないわけで、受験勉強というのは一人でいろいろなことを考えるとても大切な「機会」なのです。
ときに受験勉強はつらいものです。周りが遊んでいても自分だけ勉強してたこともあるかもしれませんし、見たいテレビ番組や行きたい集まりを我慢しないといけないことも多いものです。多かれ少なかれ受験勉強は受験生に「大人」になることを強いるものです。
そんな受験生が受験勉強をすることで、頭の中にはちょっとした自分だけの「世界」が出来上がっていきます。特に受験直前に最後の追い込みで勉強をすることで、各自の頭の中に大きな世界が出来上がっているものなのです。
そして入学試験当日。「はじめ」の合図とともに試験問題を見る瞬間、すべての受験生の意識が自分の頭の中の世界と試験問題を駆け巡ります。自分の頭の中の「世界」と入試問題の「世界」とが通じ合う感動的な瞬間、それが「入学試験」なのです。
だから入学試験のとき、私はいつも感動します。少し目頭が熱くなることもあります。すべての受験生にはそういう熱い感動の気持ちを感じてほしいと思うのです。その瞬間を大切に受験してほしい。
これが私からもうすぐ受験というみなさんへのメッセージです。すべての受験生が実力を発揮されることを祈らずにはいられません。
さて、今回もα4(従来ルール)1問とβ4(変化球ルール)1問の合計2問です。
1問目はα4です。ルールはこちらをご覧ください。解答は下のほうのリンクをクリックしたら出てくるようにしておきますので、解けたら答え合わせをしてみてください。
2問目のβ4は、10個の○の中に1から10の異なる数字を入れて下さい。周りの矢印の数字がその列の数字の和であることは同じです。数字が大きくて少し難しいかもしれませんが、頂点の3つは数字が入ってるので、実際には7個の数字を入れるだけです。
それではいよいよ問題です!制限時間はあくまで目安です。
1問目、従来のルールです。制限時間5分。
2問目は1から10までの異なる数字を○の中に入れていきます。制限時間5分
解答はこちら。