米の車雑誌『Car and Driver』誌による2014年の「10ベストカー」のノミネート選考リストが決まるなど、今年も賞のシーズンが本格的にやってきたようだ。今回は毎年恒例となっている、自動車業界誌『Ward's Automotive』による来年の「10ベストエンジン」賞が以下のように決まったのでご紹介しよう。
<2014年ベストエンジン>
3.0リッター TFSIスーパーチャージャーDOHC V型6気筒(アウディ「S5」)
3.0リッター ターボディーゼルDOHC 直列6気筒(BMW「535d」)
3.0リッター ターボディーゼルDOHC V型6気筒(ダッジ「ラム1500」)
電気モーター(83kW)(フィアット「500e」)
1.0リッター エコブーストDOHC 直列3気筒(フォード「フィエスタ」)
2.0リッター ターボディーゼルDOHC 直列4気筒(シボレー「クルーズ」)
6.2リッター OHV V型8気筒(シボレー「コルベット・スティングレイ」)
3.0リッター SOHC V型6気筒(ホンダ「アコード」)
2.7リッター DOHC 水平対向6気筒(ポルシェ「ケイマン」)
1.8リッター ターボチャージャーDOHC 直列4気筒(フォルクスワーゲン「ジェッタ」)
今年の選考では、ディーゼル向けやターボチャージャー付きのものが目立つ中、EVのフィアット「500e」が搭載する最高出力83kW(111hp)の電気モーターもリスト入りを果たしている。選ばれた10台の中で、自然吸気エンジンは3つのみで、昨年から引き続き入賞したのはホンダ「アコード」の3.5リッターV型6気筒エンジンと、アウディ「S5」のTFSI スーパーチャージャー付き3.0リッターV型6気筒エンジンの2台だった。同誌のドリュー・ウィンター編集長はこの変化について「選考の結果でがっかりさせるつもりはない。ただ我々は、パワートレインの種類が豊富になったことに本当に感心している」と語っている。
クライスラーグループとフォルクスワーゲングループは傘下のブランドから2車種のエンジン(クライスラーはダッジ・ラムとフィアット、フォルクスワーゲンはアウディとフォルクスワーゲン「ジェッタ」)をランクインさせているが、シボレーのみが単独でクルーズとコルベットの2車種のエンジンをランクインさせる快挙を遂げている。
『ワーズ・オートモーティブ』誌のプレスリリース(英語)に各エンジンについてのコメントも載っているので、そちらもお見逃しなく。
【関連記事】
(こちらは2013年12月16日に掲載されたAutoblogの記事「ホンダ「アコード」が2年連続で受賞! 米が選んだ2014年の「10ベストエンジン」」を転載したものです)