ビヨンセら6人のスターが流産を告白 同じ思いをした女性をサポートするために

多くの有名人たちが、努めて自分たちの流産の体験を話し、同じ辛い経験をしている女性たちに支援と安らぎを提供しようとしている。
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アメリカ産科医大学、および総合病院メイヨー・クリニックの調査によると、妊娠に至った場合も15~20%は流産する可能性があるという。しかし最近の調査では、回答者の55%が、流産は「滅多に起こらない」と考えていることがわかった。別の研究によると、流産を経験した女性の40%は、その直後に「とても孤独」だと感じているという。

10月は「妊娠と流産への理解を深める」月間だったが、流産の経験についてオープンに話してくれる人々の存在は大きい。多くの有名人たちが、努めて自分たちの流産の体験を告白し、こういった辛い経験をした他の女性たちに、サポートと安らぎを伝えようとしている。

今回紹介する6人の女性も、自身の流産の経験を明かしてくれた。

ビヨンセさん(歌手)
Evan Agostini/Invision/AP
歌手のビヨンセさんは2013年、自身のドキュメンタリー番組「ライフ・イズ・バット・ア・ドリーム」で、娘ブルー・アイビーさんを妊娠する前に経験した流産について明らかにした。「これほど悲しい経験はなかった」と、彼女は語った。\n\n同じ年に、有名司会者オプラ・ウィンフリーのインタビューで、流産について話す、決断をした経緯を説明した。「こういう経験するカップルは大勢いて、それは私にとっても、とても辛いことでした」と、ビヨンセさんは語った。「それが、2度目の妊娠のとき、公表しなかった理由のひとつです、何が起こるかわかりませんから。辛かったです、家族や友達はみんな知っていて、お祝いをしてくれましたから。辛かったです」
ニコール・キッドマンさん(女優)
Jason Merritt/Getty Images
2007年に、ニコール・キッドマンさんは、雑誌「ヴァニティ・フェア」のインタビューで、元夫トム・クルーズさんとの子供を授かるために、早くから苦闘していたことを明かした。\n\n「トムと結婚した瞬間から、子供がほしかったんです。早くに赤ちゃんを1人失ったので、本当にとても深く傷つきました。それでベラを養女することにしたんです」
ピンクさん(歌手)
Monica Schipper via Getty Images
歌手のピンクさんは、2010年のTV番組「エレン・デジェネレス・ショー」で、女の子を妊娠していることを明かした。その際、流産の経験があるので、公表するのが遅くなったと語った。「実は以前に流産したことがあって、とても神経質になっていたので、妊娠のことついてはあまり話したくなかったの」と語った。
グウィネス・パルトローさん(女優)
Jason LaVeris/Getty Images
2013年に、グウィネス・パルトローさんは2人の子供を産んだ後、流産を経験したことを、デイリーメールの女性向け雑誌「ユー・マガジン」で語った。\n\n子供たちが、きょうだいになる新しい赤ちゃんを欲しがったことを話しながら、「3人目を妊娠したとき、とても良くない経験をしました。解決策がなく、ほとんど死にそうでした。だから『このままでいいのか、それとももう一度トライするべきか』という感じだったんです」
コートニー・コックスさん(女優)
Associated Press
彼女が演じた有名なテレビのキャラクター、モニカのように、女優コートニー・コックスさんも苦労した。彼女は、娘のココさんを出産する前に、何度か流産を経験している。「難なく妊娠はするのですが、お腹に留めておくのが難しいんです」と、雑誌「ピープル」に語った。\n\n「この問題で苦しみながら、仕事で人々を笑わせるのはとても大変だった」と、コックスさんはNBCニュースに語った。「私がちょうど流産したとき、自分が演じた役は出産をする女性でした。なぜ同じ時に、という感じで……何と言ったらよいのか、おもしろい演技をしなければならないのは、とても大変でした」
リリー・アレンさん(歌手)
Jon Furniss/Invision/AP
歌手のリリー・アレンさんは、妊娠と胎児喪失の経験を、とても率直に話している。彼女は、自分の新しい歌「サムシングズ・ノット・ライト」は、死産した息子について書いたものだと明かした。死産したのは2010年で、流産した2年後のことだった。\n\n「本当に長い闘いでした。こういった経験は人を変えてしまうと思います」と、アレンさんは自身のドキュメンタリー番組で語った。\n\nまた彼女は、ファンに「サンズ」への寄付を呼びかけている。サンズは、流産の経験がある家族を支援し、今後の流産リスクを下げることにつながる調査研究に資金援助している機関だ。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを編集・翻訳しました。

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