上半期の牡羊座さんは、居心地の良い場所から一歩外に踏み出して、新しいやり方や価値観を一生懸命吸収してきました。たとえば、専門外の分野で大役を担うことになったり、新しい人の輪に飛び込んでみたり。恥をかいたり、100％の実力を発揮できなかったりと、なかなか思い通りにいかないこともあったかもしれません。それでも、めげずに踏ん張ってきたあなた。本当にお疲れさまでした。　

7月から始まる下半期は、もう一つ上のステージに進むための準備期間になりそうです。引き続き、外の世界からスキルや視点をどんどん取り入れていってもらいたいのですが、この時期は「自分自身と向き合うこと」も大事になっていきます。そのときに大切にしてほしいのが「自分の理想ってなんだっけ？」という問いかけ。目の前に投げられたボールを打ち返すことで精一杯で、「理想なんて呑気なこと言っていられない」という気持ちも分かります。でもね、その理想にあなたの“原点”があって、それが2022年以降すごく重要になってくる。今あなたが背負っているものを一旦脇に置いたとしたら、あなたが本当にやりたいことってなんでしょう？もしくは、あなたはどんなとき、心が開放されて、毎日の義務や疲れを忘れられますか？現在地は理想とは程遠いかもしれない。でもそこに向かう道をイメージしてみたとき、次のステージの扉を開ける手がかりがきっと掴めるはずです。　

また、10月頃までは、世の中全体でシステムの「見直し」や「調整」がはかられるとき。会社や組織に所属している人はその影響も受けそうです。不安を感じることもあるかもしれません。でも、この半年間で、あなたは変化に対応する「しなやかさ」みたいなものを自然と身につけてきたんですね。だから大丈夫です。

あなたがコツコツと積み上げてきた“レンガ”が大きな“家”に完成するまで、あと少し。もし今しんどい思いをしている人がいるならば、もうちょっとのふんばりです。

《愛情運》肩のちからを少し抜いて

恋人を探している人には「肩のちからを少し抜いてみて」とお伝えしたいです。というのも、この時期の牡羊座さんは、趣味や好きなことの延長線上に良縁がありそうな星回り。だから、少し遠回りに思えるかもしれないですが、恋愛優先で行動するより、まずは今のあなたが一番全力で楽しめることにエネルギーを注いでみてほしい。それが仕事だとしても、もちろん大丈夫です。

パートナーのいる人は、ライフステージの変化による「ギャップ」が浮き彫りになりやすいタイミング。つい感情的になってしまったり、相手に愚痴っぽくなってしまいがちです。でもこの時期は何より理性的であることが大事。冷静に、そして具体的に「どう改善していくか」を考えていきましょう。互いに歩み寄るべきポイントがクリアになっていくはずです。

最後に、ちょっとだけ頭の片隅に置いてほしいことがあります。この時期の牡羊座さんには「コミュニケーション」に関して黄色信号が出ているんですね。伝えたことが相手にちゃんと理解されていなかったり、約束をうっかり忘れしまったり、ドタキャンしてしまったりと、何かとトラブルに見舞われやすい運気。特に長年一緒にいるパートナーには「いちいち言わなくても伝わる」と過信してしまいがちな分、いつもよりマメにコミュニケーションを取ることを意識してみて。誠実さを忘れなければ大事に発展することはなさそうです。

《仕事運》強みを周りに伝えていく

たとえ目立たない仕事でも、丁寧に着実にこなしてきた牡羊座さん。周囲もあなたの仕事ぶりをちゃんと認めてくれているはずですが、この時期はもう一歩踏み出して、自分からアピールしていくことも大事になっていきそうです。とはいえ、いきなり「あなたの強みは？」と問いかけられても、うまく答えられないものですよね。そんなときは、書き出してみるとか、信頼できる同僚に聞いてみるとか、言語化したり、客観的な視点をもらったりするのが役立ちそうです。自分には誇れる武器が沢山あって、周囲から必要とされている存在だと気付くことができるはず。

特に10月から年末にかけては、世の中全体の変化のスピードが早まり、その分チャンスも多いとき。歯を食いしばる思いで仕事をしてきたこともあったでしょう。そんなあなたの努力が大きな花を咲かせるのを、僕はとっても楽しみにしています。

《パワーメッセージ》小さな達成感を積み重ねて

この時期の牡羊座さんには、小さくてもいいので理想や目標に向かって行動を起こしてもらいたいとき。「特に思い当たらないよ」という人は、何か一つ「自分との約束ごと」を作ってみるのはどうでしょう？たとえば「陰で人の悪口は言わない」とか「相手の目を見て『ありがとう』と言う」とか、あなた自身が「こういうことができる人って素敵だな」って思うことを掲げてみてください。そうやって積み重ねた達成感や自信が、牡羊座さんがこれから仕掛けていく“大きなチャレンジ”を支える土台になっていきそうです。