気候変動問題に取り組む活動家として、ビル・ゲイツやレオナルド・ディカプリオなど多くの有名人たちが知られているが、6月29日に開催された国連総会で気候変動への対策を求めてスピーチに立ったのは、15歳の少年だった。
青年の名前はシューテズカトル・ロスケ=マルティネス。アメリカ・コロラド州ボルダー出身で、アメリカ先住民の血をひく環境活動家だ。
彼は各国の国連代表たちに「現在、僕たちの世代は存亡の危機にさらされています」と訴え、「過去20年の間に行われた交渉では、気候変動を改善するための対策についてほとんど合意できていません」と語りかけて、彼らに行動を起こすように求めた。
シューテズカトルの国連でのスピーチは、今回で3度目になる。彼は他にも気候変動に関する活動に数多く携わっており、気候変動を「僕たちの時代を左右する問題」「人権問題」と呼ぶ。
熱心な環境活動家として知られるシューテズカトルが、環境を守る活動を始めたのはわずか6歳の時だ。彼が初めて気候変動問題についてのスピーチをした時の映像が残っている。
現在は、環境保護に関心を持つ若者たちを支援するNPO「アース・ガーディアンズ」のユース・ディレクターも務めるシューテズカトルの活動を伝えるショートフィルムが、ニューヨークの映像制作会社BLKFLMによって作られているので、ご紹介しよう。
国連総会でのスピーチの後、シューテズカトルはアメリカのリベラル系ニュースサイト「Upworthy」とのインタビューに答え、「気候変動の問題について多くの話し合いが行われていることは素晴らしいことだ」と述べながらも、「話し合いのスピードをもっと早める必要がある」と訴えている。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
[日本語版:湯本牧子/ガリレオ]
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