14歳のロシア人モデル、ヴラダ・ジューバが10月20日、中国の上海でファッションウィークで13時間働き続けた結果、意識を失い2日後に病院で死亡した。
「teen VOGUE」によると、モデルは中国で3カ月間の契約で雇用されていた。週に3時間の労働時間での契約だったが、実際は長時間働かされていたという。
死因は、過度の疲労と髄膜炎とみられている。ヴラダはファッションショーに出演後、発熱して意識を失った。警察は現在、彼女の死因を調査している。
「こんな結果になるとは、誰も予想していなかった」と、ヴラダの所属するモデルエージェンシー「ペルメス」のエルヴィラ・ザイツワはデイリー・メールに語った。
「娘は『ママ、私本当に疲れてる。すごく眠りたい』と私に電話していました。きっと病気を発症していたのでしょう」とヴラダの母親のオクサナはNTVに語った。「娘の熱が上がって、私は寝ずに、絶えず電話して、病院に行くように伝えました」。ヴラダは病院に行くのを怖がり、医療保険も入っていなかったという。
ガーディアンによると、ニューヨーク州では2013年、18歳未満のモデルの働きすぎを防ぐため、ニューヨークの夜中に働くことができない州法を制定。アメリカのファッションデザイナー評議会は、デザイナーが16歳未満のモデルを採用し、18歳未満のモデルを深夜12時過ぎに働かせることを禁止している。