「10時間の結婚生活を、ありがとう」。29歳で末期がんを患った青年の、最後の願い

ある日突然、末期がんと宣告された29歳の青年。その最後の望み。それは――
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ローデンとレイツェル。フィリピンに暮らす、どこにでもいるような、ごく普通の、そして幸せなカップル。二人は今年初め、7月8日、ローデンの30歳の誕生日に結婚しようと約束した。二人には、2歳になる養子の娘がいる。

しかし、ローデンは5月の終わりに、もう手がつけられない状態に進行した肝臓がんだと診断された。

彼の最後の望み。それは、ただ一人、愛した女性と結婚すること。

夢は叶った。

彼は病院の外に出ることができない。だから、教会のほうが彼の病室までやってきた。

愛の誓いをしてから、10時間も経っていない6月11日、ローデンは29歳で亡くなった。

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亡くなったローデンの兄弟、ハセットが、その結婚式の模様をYouTubeに投稿している。

※初出時、ローデンとレイツェルさんをタイ在住と表記しましたが、正しくはフィリピン在住でした。お詫びして訂正いたします。(2014/06/27 20:45)

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