運転中に携帯電話の操作をすることは、飲酒運転に匹敵するほどのリスクがあると様々な機関が警鐘を鳴らしてきた。それにもかかわらず、10代の若者のほとんどが運転中の携帯電話の使用リスクを軽視していることが分かった。
アメリカの自動車保険会社、State Farmがマーケットリサーチ会社のHarris Interactiveに協力を依頼し、14~17歳までの若者を対象に、「運転中の携帯電話の使用は事故死につながると思うか」を尋ねたという。
その結果、「そう思う」と答えたのは、わずか35パーセント! 飲酒運転に関しては、55パーセントが事故死の危険性があると感じているのに比べると、意識の低さが分かるだろう。State Farmは、運転中の電話も飲酒もどちらも同じように危険であることを、親が先頭に立って教えてほしいとしている。
我々としては、携帯電話だけでなく、飲酒運転の危険性を理解している若者が50パーセント強しかいないことにもかなりの不安を感じてしまう。とはいえ、携帯や飲酒による事故がなかなか減らないことを考えると、本当の危険性に気づくのは事故に合ってからなのかもしれない。
リサーチの詳細を知りたい方は、プレスリリース(英語)でどうぞ。