女性が思い込んでいる、体についての10の誤解

女性の体の一番の目的は、子どもを産むこと?
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BananaStock via Getty Images
Woman smiling

あなたは自分の体について、何か勘違いしていないだろうか。もしかして、いくつになってもビキニを着たり、ダイエットのためにヘルシーな食事をしたりしなくてはいけないと思ってはいないだろうか。

しかし、それらは間違いだ。あなたが日々、心身ともに健やかに暮らすために、以下に10の誤解を紹介しよう。

1. ビキニが着られる体でなければいけない。

あなたには体がある? そしてビキニを持ってる? この二つの条件さえ満たしていれば、あなたは十分にビキニを着る条件を満たしている。

2. おりものは不潔。

女性の大切な部分は乾燥してきれいな状態でなければいけない、という考えは事実無根だ。アメリカ保健社会福祉省の「おりものファクトシート」では、おりものは正常で健康な生理現象だと説明されている。毎日おりものがある女性もいれば、滅多にない女性もいる。もしにおいや色に変化が生じたり、明らかに量が増えたりして不快な場合は、医師に相談する必要がある。しかしそうでなければ、おりものは膣の健康を保ち感染を防止するのに役立っている。

3. 女性はいつでも体毛を処理すべきだ。

体毛には悪いイメージがつきまといがちだがは、まったく正常なものだ。個人差はあるが、体毛は顔からつま先まで体のほとんどの部分に生える。それをどうするかはあなたの自由だ。剃る、ワックス脱毛する、糸脱毛する、整る、飾り立てる。体毛を自由に伸ばし、あえてその美しさを見せるのだって悪くない。

4. 「クリーンな食事」をすれば、キレイな体になれる。

いわゆる「クリーンな食事」(体にいいものやオーガニックだけを食べる食生活)をすればキレイな体になれるという考えは間違いだ。

確かに、アボカドはスナック食品よりも栄養価が高いし、自然食品の方が体にいいかもしれない。しかし、Slate誌フードセクションのエディターL.V. アンダーソン氏が述べているように、「クリーンな食事」はそれ以外を「ダーティな食事」だと暗に批判している。

クリーンな食事ブームは、「食べ物に対する道徳的価値観」を作り上げ、痩せている体がキレイな体だという間違った考えを広める。

5. パーフェクトな体は手に入る。

努力すれば理想の体が手に入るという考えが広まっている。しかし、体を引き締めて5kg減量し、永久脱毛し、アンチエイジングケアし、肌の色を変え、高価なコールドプレスジュース(低速低温圧搾ジュース)を飲み、サーモンだけを食べ続けても、パーフェクトな体にはならない。そもそも女性はパーフェクトな体になるために存在しているわけではないし、パーフェクトな体が成功や幸福の秘訣ではない。

6. 女性の体にとって、一番の脅威は乳がんだ。

アメリカがん協会によれば、アメリカの女性8人のうち1人が乳がんになる。これは皮膚がんに次いで2番目に多い。乳がんは女性に深刻な健康リスクをもたらす。日頃から乳がんについて注意喚起し、手頃な値段で治療を受けられる態勢を整える必要がある。

しかし、心臓病(アメリカでは男女共に死因第1位)や皮膚がん(若い女性の間で増加中)など、その他の病気を忘れてはいけない。恐怖を煽るのではなく、正しい情報を提供して女性が自分の健康を管理できるようにしたい。

7. 女性の体はセックス向きではない。

男女間ではオーガズムにギャップがある。しかしそれは、女性の体が根本的なレベルでセックスに向いていないからではない。事実、女性は何度もオーガズムを感じる。セックス教育者のローラ・バーマン氏は健康ウェブサイト「エブリデイ・ヘルス」で「男性と違い、女性はセックスで不応期を必要としません。その代わり、女性は安定状態や興奮状態にすぐに戻って、数分で次のオーガズムに達することができます」と語っている。また、女優リジ―・キャプランも「女性の体の方が、男性の体よりもずっとセックスに向いています。 女性の方が男性よりもセックス・アスリートです」と話している

8. 女性の体は弱い。

プロテニス選手のセリーナ・ウィリアムズや、バレエダンサーのミスティ・コープランド、それにサッカー女子代表のメンバーを見れば、この考えが間違いだとわかるだろう。オバマ大統領はかつて子供たちに、「女の子らしく振る舞う」とは、強く大胆でいることだと教えた

9. 女性の体の一番の目的は子どもを産むこと。

多くの女性が子供を生むことが可能であり、それは本当にすばらしい事実だ。しかし自らの選択であろうとなかろうと、子供をもたないことは、女性の存在価値を下げるものではない。女性活動家のグロリア・スタイネムが語ったように「声帯があるからといって皆がオペラ歌手になる必要がないのと同じ様に、子宮があるからといって皆が子供を持つ必要はない」。

10. 女性の体に関しては他人に発言権がある。

女性の体には、多くの定義や区分が存在する。女性誌はよく女性の体を洋ナシタイプかリンゴタイプで分ける。男性は女性が魅力的かどうか判断する。生殖医療や中絶に関して、女性の体は多くの法律で規制されている。男性は女性の体を手に入れる権利があると言う男性もいる。女性の体が「純潔」を保っているかどうか知りたがる男性もいる

そんな意見は相手にしないことだ。誰にもあなたの体がどうあるべきか、どうのこうのと言う資格はない。あなたの体に関して一番重要で考慮すべきなのは、あなたの意見だけだ。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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