終戦から73年。毎年この時期になると、マスメディアではさまざまな戦争特集が組まれているものの、同時に戦争経験者は高齢化しています。証言者が減っていく中で、これから先どうやってあの戦争を後世に伝えていくか。報道関係者はその伝え方に苦心しています。
8月2日に行われたトークイベント「未来に残す戦争の記憶 『戦争と地方紙』〜当時の記録をいまの視点で再編集した記者の証言〜」。イベントレポートの後半では、これから先の地方紙と戦争報道のあり方について深めたディスカッションの一部をご紹介します。
取材・文/鬼頭 佳代(ノオト)
登壇者
戦争の経験は、後世に伝わっていないのか?
戦争の記憶を残すために、「地方紙」はどう伝えていくべきか?
どうやってバッシングに対応していくか?
今回のイベントには、報道関係者を含め、80名以上が参加しました。最後に、トークセッションの参加者から挙がった質問をご紹介します。
今回のイベントには、報道関係者を含め、80名以上が参加しました。最後に、トークセッションの参加者から挙がった質問をご紹介します。
これからどうやって、伝え残していくか?
さまざまな工夫をし、地域の課題を全国に届けようとしている地方紙。トークセッションの最後に、ヤフーの宮本は「読者とメディアはインタラクティブなコミュニケーションを経て、メディアに対する要望や企画に対する応援コメントをしたり、一緒に盛り上げていったりする必要があるのではないか」と締めくくりました。
ヤフーの18階受付エリアでは、戦争の記憶と記録を伝えるプロジェクト「未来に残す 戦争の記憶」の1つとして、西日本新聞、東京新聞、琉球新報、神奈川新聞の戦時中の新聞紙面や当時の資料、体験者の証言をもとに現在の記者が再編集した紙面を展示しました。(8月15日に終了)