026 | サーフィンが教えてくれた、自然に寄り添って過ごす尊さ。

「かっこいいこと」としてサーフィンに夢中になった。サーフィンが「カラダにいいこと」だと感じたのは、40歳になってからだと言う。
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トレーニングを長く続けるためには、自分に合ったメニューを探し、アレンジしていくことが大切。ここに登場するカラダにいいこと実践者は、仕事の合間に、また日課をより楽しくと、個性溢れるメニューを実践しています。信じて続けてきた人が薦める、簡単鍛錬法。

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「ジャンクフードも好きだし、タバコも吸うし、カラダにいいことと言えばサーフィンくらいですよ」そう話してくれた豊田弘治さんは、サーフィンにインスパイアされた気持ちを作品やプロダクトとして表現するアーティスト。サーフィンを始めたのは、15歳の頃。1977年、西海岸の音楽が少年の耳にも入るようになり、雑誌POPEYEが創刊された。「かっこいいこと」としてサーフィンに夢中になった。サーフィンが「カラダにいいこと」だと感じたのは、40歳になってからだと言う。「気に入っているサーフスポットに2、3日籠ることがあるんです。日が昇るときに目を覚まして、海に入って、昼ごはんを食べたら昼寝をして、日が沈むときに寝る。そんな風に、自然の原理原則に従って生活をしているとすごく身体が楽なんです。寝込むような病気をすることもなくなりました。」自然に触れて生きると細胞が喜んでいる感じがする、ということを知り、日常生活でも自然を意識するようになったと言う。精神的にリラックスすることで、体調にも変化が現れる。「自分の持っているすべての力を100%としたら、日々を50%の力で過ごすくらいが丁度いいと思うんですよ。それも、サーフィンが教えてくれました」無理に抗おうとせず、自然に寄り添って生きる。どこで暮らしていても、日々の暮らしに取り入れられることがありそうだ。

豊田弘治

●とよだ・こうじ

1962年、大阪府出身。1997年、カリフォルニア・ハンティントンビーチにあるインターナショナルサーフィンミュージアムで初のエキシビジョンを開催。THE SURF SHOP ディレクターも務める。

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(「からだにいい100のこと。」より転載)