セールスフォース・ドットコム|アカウントエグゼクティブ / インサイドセールス 大澤篤志(27歳)
「学生時代、野球部のピッチャーだったからでしょうか。自分が勝敗の鍵を握る真剣勝負が好きなんです」 大澤篤志さんは仕事観についてこう語ってくれた。そんな彼の選んだ挑戦の舞台が、売上規模 104億ドル超(2018年度)を誇るセールスフォース・ドットコム。営業として高みを目指す、大澤さんの「志」の物語に迫った。
前職時代、大澤篤志さんは大きなジレンマを抱えていた。
「20代のうちに営業のプロフェッショナルになりたい。そう考えていました。ただ...」
働いていたのは誰もが知る大手国内機械メーカー。名だたる海外企業のOEMパートナーに対し、印刷機などの委託製造を提案するグローバルセールスだった。
まわりからすれば「英語を駆使し、グローバルに活躍していく花形のポジション」と見えたはずだ。しかし「満足できない自分」がそこにいたという。
「ビジネスの最前線で勝負したい。直接、クライアント企業に提案し、経営上の課題を自ら解決していきたい。そう考えた時、決して満足できるポジションではありませんでした」
転職ではなく、異動という選択肢はなかったのだろうか。
「たとえば、異動届を出しても受理されるのは早くても数年後。このまま大企業にいていいのか。そのような思いが強くなっていきました」
こうして社会人3年目で転職を決意した大澤さん。セールスフォース・ドットコムと出会うことになる。
その出会いは、稲妻が走るような衝撃だったと振り返る。
「じつは転職エージェントで紹介された最後の企業、それがセールスフォース・ドットコムだったんです。もちろん製品として『Salesforce』は知っていましたし、前職でも活用していました。ただ、クラウドビジネスにおける可能性に触れ、大きな衝撃を受けました」
彼が読んだのは一冊の書籍。セールスフォース・ドットコムの誕生について書かれた『クラウド誕生(*)』だ。
そこに書かれていたのが、激動の時代にこそ輝く、クラウドビジネス。そしてテクノロジー企業としての優れた戦略、戦術、考え方...セールスフォース・ドットコムに大きな可能性を感じたという。
「本気でビジネスを変えていく。ここならそれができると思いました」
(*)『クラウド誕生 セールスフォース・ドットコム物語―』ダイヤモンド社 (2010/5/21)
こうしてインサイドセールス(内勤営業)として入社後、製品を使い倒すことによって製品を理解し、最短プロモーションを成し遂げ、アカウントエグゼクティブ(外勤営業)として、現在セールスフォース・ドットコムで働くことになった大澤さん。
提案していくのはCRMソリューション『Salesforse』を軸とした多様な製品群だ。"多様"というのは「この製品を売らなければならない」というルールはないということ。つまり顧客が抱える事業上の課題を把握し、本質的な解決をしていく。経営における事業パートナーとなっていくほうがイメージに近い。
「あるお客様の新サービス立ち上げ前にコールセンター、アプリの開発プロジェクト、代理店とのコミュニケーションプラットフォームをトータルでご支援させていただいたことがありました。サービスローンチ前に顧客接点基盤を全てSalesforceで構築させていただく。業務がSalesforceで完結する仕組みをお客様と共に創作できたことが非常に嬉しかったです」
自らビジネスを動かし、変えていく。その実感が彼を奮い立たせる。
「担当しているのは1名~15名という少数精鋭の企業様です。だからこそ、経営者の方とも直接お話をしながら、スピーディーな意思決定を支援していく。共に事業戦略について練っていくことさえあります。最前線でビジネスを仕掛けていく醍醐味があります」
そしてもうひとつ、彼はセールスフォース・ドットコムで働くことに大きな誇りを持つ。それは同社のカルチャーに起因する。
「入ってみて、良い意味でギャップを感じました。というのも、全てのメンバーが自分のノウハウを共有し、支え合っていくということ。顧客に最適なソリューションを提供するために、それぞれの能力を時に補完し、時に高め合っていく。チームとして成果をあげることが大事にされています」
個人個人の持っているナレッジを会社の資産にしていく。それは同社の製品が掲げるソリューションともリンクする。たとえば、社内SNS『chatter』はナレッジ、ファイル、データなどの社内共有ツール。製品メリットをまずは自分たちが享受していくというわけだ。
そして、柔軟さも同社における特徴のひとつ。
「時代に合わせてどんどん変化していく。良い意味でスピード感がある。情報もキャッチアップにしても、高速でインプットとアウトプットを繰り返していく。こういった環境は自分自身を大きく成長させてくれますね」
高い目標を掲げ、自らの成長を追求していく。大澤さんは自身の仕事観についてこう語ってくれた。
「学生時代、野球部のピッチャーを任せてもらっていました。自分が投げた1球がチームの命運を握る。勝敗の最も重要なキーファクターとなる。こういった常にヒリヒリする真剣勝負がしたいんです」
そして彼のまなざしは、次なるミッションへと向けられている。展望について伺うことができた。
「現在、担当させていただいている企業様が、5年後、10年後には500名、1000名という規模に成長していけるよう、ご支援したいです。そして営業として働くからにはマネジメントを手がけていきたい。自分一人では成し得ないミッション、より大きなインパクトを市場に与えていく。そのためにも、さらに上のポジションに挑戦していきたいです」
クラウドビジネスにおけるリーディングカンパニー、セールスフォース・ドットコムにおいて「チャレンジ」に天井はない。高みを目指し、大澤さんの挑戦はこれからも続いていく。
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