「燃えよ剣」実写映画化。主役の土方歳三を岡田准一が演じる。没後150年の節目に

司馬遼太郎の不朽の名作 「覚悟と畏敬を持って楽しんで演じたい」

司馬遼太郎さんの不朽の名作「燃えよ剣」が、人気グループV6の岡田准一さん主演で映画化される。映画「関ヶ原」で岡田さんとタグを組んだ原田眞人監督がメガホンを取り、2020年公開される予定。

土方歳三役の岡田准一(上段中央)。左はお雪役・柴咲コウ、右は近藤勇役・鈴木亮平。下段左は沖田総司役・山田涼介、右は芹沢鴨役・伊藤英明
土方歳三役の岡田准一(上段中央)。左はお雪役・柴咲コウ、右は近藤勇役・鈴木亮平。下段左は沖田総司役・山田涼介、右は芹沢鴨役・伊藤英明
©︎「燃えよ剣」製作委員会 配給:東宝=アスミック・エース

「燃えよ剣」は、新撰組副長の土方歳三を主人公に、激動の時代に信念を貫いてた志士たちの生き様を描いた名著。1962年から64年にかけて「週刊文春」で連載され、現在までに累計発行部数が500万部を超える大ベストセラーとなっている。これまでにも渡哲也さんら名だたる名優で映画化され、2018年には宝塚歌劇団雪組でミュージカル「誠の群像」の再演が話題となったばかり。

新撰組局長の近藤勇には、NHK大河ドラマ「西郷どん」に主演した鈴木亮平さん。沖田総司役には、Hey! Say! JUMPの山田涼介が抜擢された。ほかに、芹沢鴨を伊藤英明さん、土方と恋に落ちるヒロインお雪を、岡田さんと初共演となる柴咲コウさんが演じる。

五稜郭の戦いで1869年に土方が戦死してから150年の節目に、新たな命が吹き込まれる「燃えよ剣」。撮影は2~4月、京都・滋賀・岡山などを中心に行われる予定。「新撰組」の存在を世の中に知らしめた幕末を揺るがす「池田屋事件」は、オープンセットで当時を再現するという。

岡田さんは、「身に余る大役。変革の時代を演じることは、やりがいのあるタフな作業になりますが、共演者の皆さん、スタッフの皆さんとこの作品を乗り越えて行きたいと思います。土方歳三の人生を覚悟と畏敬を持って楽しんで演じたいです」と意気込んでいる。

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