ピッチに颯爽と現れた黒猫。キレッキレの動きに「彼と契約しろ!」の大合唱

ホームに幸運は呼び込めなかったものの、対戦相手の威嚇に尽力したらしい。
ピッチを縦横無尽に走り回り、ホームを勇気づけた黒猫
ピッチを縦横無尽に走り回り、ホームを勇気づけた黒猫
Tony McArdle - Everton FC via Getty Images

2月2日にイギリス・リヴァプールで行われたイングランド・プレミアリーグ第25節エヴァートン対ウルヴァーハンプトン・ワンダーラーズ戦に、身体能力抜群の珍客が現れた

会場は、エヴァートンのホームであるグディソン・パーク。試合は前半終了間際に、エヴァートンは1点を追加され1-2と勝ち越される。後半に差し掛かっても、まだ試合はどちらに転ぶか分からない手に汗握る展開だったが、66分に事件が起きた。

ダメ押しの1点が入り、ホームのサポーターの焦りが頂点に達していたその時だった。

イギリスでは「幸運の象徴」とされる黒猫が、ピッチに颯爽と現れたのだ。筋肉質でむすっとした表情の黒猫は、しびれをきらすサポーターを代表するように、ピッチを縦横無尽に駆け回った。

選手よりもキレのいい走り、そしてゴール前を横切る大胆不敵で堂々とした振る舞いに、エヴァートンのサポーターたちからは「Sign him up!(彼と契約しろ!)」の大合唱が起こった

黒猫は約4分間、好き勝手に走り回ったものの、幸運の象徴はチームの勝利には貢献しなかったようだ。

結局エヴァートンは1‐3で敗戦。ただ、ウルヴァーハンプトンのヌーノ・エスピーリト・サント監督は「私の出身のポルトガルでは、黒猫は不運の象徴だった。二度と見たくないね」と話した。ちょっとした威嚇にはなったのかもしれない。

ヌーノ・エスピーリト・サント監督
ヌーノ・エスピーリト・サント監督
Mark Leech/Offside via Getty Images

ウルヴァーハンプトンはエヴァートン戦の勝利でリーグ戦3連勝となり、2月11日の次節には、アジアカップで活躍した武藤嘉紀が所属するニューカッスル・ユナイテッドと戦う予定だ。

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