一蘭(本社・福岡市)は12月19日、豚をまったく使わない「豚骨ラーメン」の専門店を2019年春、東京都新宿区に出店すると発表した。
同社が豚を使わないラーメンを提供するのは今回が初めて。
宗教やアレルギーなどの理由から豚を食べられない人にも、一蘭の味を届けることが目的。
イスラム教の戒律に沿っていることを示す「ハラル認証」は取得していない。
ハフポスト日本版では同社の広報担当者に取材した。
豚不使用のラーメンを作ったきっかけについては、「様々な理由で豚を食べられない人から『一蘭のラーメンを食べたい』という声が多く寄せられた」とのこと。
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「20年前にプロジェクトチームを立ち上げてから、試行錯誤を重ね、ようやく自信を持って提供できる味になりました」と語る。
ターゲットは豚を食べられない人だけではないといい、「従来の一蘭のお客様にも、通常の豚骨ラーメンとの味の違いを楽しんでもらいたい」と話す。
気になる味については、「もちろん通常とは別物だが、限りなく似せている」。
「レシピは完全に企業秘密で、『鶏が使われている』こと以外は、我々広報担当にも明かされていません...」と述べた。
イスラム教徒の多い地域からの訪日外国人が増加していることから、日本でもハラルに対応した食の市場は大きいと捉えられている。
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既にハラル食専門のラーメン店も存在している。
一蘭では、新店舗の動向次第では、今後、豚不使用ラーメンのお店を国内外で展開することが検討されている。