アップルがApp Store Reviewガイドラインを改訂し、iOSのアプリ内課金で購入したコンテンツを他のiOSユーザーに贈れる機能を、アプリ開発者が実装可能となったことが明らかとなりました。
現在、購入したアプリ本体を他のiOSユーザーに贈ることはできますが(アプリ料金の横の3つの点をタップ-「Appを贈る」を選択))アプリ内コンテンツを贈る手段はありませんでした。基本無料で提供され、その中で様々なコンテンツが提供されるアプリが増えていくなかで、こうしたルール変更は現実に即していると言えそうです。
改訂された箇所は、ガイドラインの中で3.1.1 App内課金での記述です。海外サイトでの変更が先行していましたが、記事執筆時点ではすでに日本向けサイトでも反映されています。
変更前:App内課金で手に入れたコンテンツ、機能、消耗アイテムを直接的または間接的に他のユーザーに譲渡できるようにすることはできません。
変更後:App内課金のアイテムを他のユーザーに贈与できるようにすることは可能です。これらの贈与アイテムに関して、返金は元の購入者に対してのみ行われ、交換することはできません。
記事執筆時点では、どのような形でアプリ内コンテンツの贈与が処理されるのか明らかではありませんが、近日中にアップルがApp Storeのインターフェースに追加することは確実と推測されます。
具体的な活用方法として考えられるのが、雑誌や写真などのデジタルコンテンツや、ゲームアプリの限定ステージといったところでしょうか。誕生日やクリスマスに、子供や友人に課金石を贈るブームなどが起こるのかもしれません。
img=ASSOCIATED PRESS
(2018年12月19日Engadget日本版「iPhoneで『課金アイテム』をプレゼント可能に アップルが審査改訂」より転載)
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