2018年も残すところ、あとわずか。忘年会シーズンの真っ只中に、若手や中堅社員の半数近くがいやいや飲み会に参加しているという、会社や上司にとって「不都合な真実」が明らかになった。
田辺三菱製薬は12月3日、20〜40代の働く男女500人を対象とした「会社の忘年会」意識調査の結果、「行きたくない」と感じている人が4割以上だったと発表した。
調査では、「会社の忘年会への参加をどう考えているか」と尋ねたところ、44.2%の人が「参加したくない」もしくは「どちらかと言うと参加したくない」と回答した。
その理由として、上司が同僚が耳を塞ぎたくなるような、リアルな声が上がっている。
「上司が嫌いだから」
「会社の人と飲むより友達と飲みたい」
「つまらない、気を使うので疲れる」
続いて忘年会での失敗談があるかと尋ねると、21%が経験が「ある」と回答。具体的に「飲みすぎて駅の階段でこけて、横にいた上司が下まで転げ落ちた」というコントの設定のような話や、「仕事の不安が酒で増長し、トイレで泣いて動けなくなった」というつらいエピソードが、回答者から寄せられた。
調査はさらに踏み込んで、「忘年会が原因で、恋人や結婚相手と喧嘩した経験があるか」とも質問。「ある」と答えた人は約2割だった。
「次の日子供の用事があるのに酔い潰れて参加できなくなった」というダメエピソードのほか、「酔って前後不覚になったときに、他の女性から勝手にキスされていたら、その様子を見られて怒られた」という、突っ込みどろしかない回答もあった。
一方で、「忘年会の2次会への参加を断ったことがあるか」という質問に対しては、「一度も断ったことがない」という強者が31.2%いるという結果となった。