お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山ちゃんこと山里亮太が、12月13日放送のTBSラジオ「山里亮太の不毛な議論」で、上沼恵美子に"暴言"を吐いた若手芸人をめぐる報道について、「そんなにテレビの人たちは悪人を作るのが好きかい?」などと苦言を呈した。
発端は、お笑い番組「M-1グランプリ2018」の放送後にInstagramに生配信されたお笑いコンビ「とろサーモン」の久保田かずのぶと「スーパーマラドーナ」の武智の動画だ。泥酔状態の久保田は審査員の上沼に対し、名指しはしないものの「自分目線の、自分の感情だけで審査せんといてください」などと批判。撮影していた武智も相槌を打っていた。後日動画は削除され、2人は上沼に謝罪した。
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山里は今回の番組で、一連の報道について「事件があった感が凄いじゃん」とコメント。「やったことは、もちろんめちゃめちゃ悪いってことは分かる」としながらも、久保田の報道での撮影手法について「あんなの犯罪者の撮り方じゃん」などと指摘し、「そんなにみんな、悪人をテレビの人たちは作るのが好きかい?」などと述べた。
なかでも山里は、削除された動画を商店街などで市民に見せてコメントを取る報道姿勢が一番気になると話した。山里は、動画を見せられて「こんなん言われたらショックです」と答えた市民が、それまでこの発言を知らなかったという点を指摘。「広める作業もよくない。こいつが、いかにイヤなやつか、悪いやつかって言うの、もう(言わなくても)よくない?」などと述べ、知らせる必要がないことを、わざわざ広めているのではないかとする考えを示した。
山里の発言のダイジェストは、番組ホームページで聴くことができる。