100円で買った中古カメラから、古い家族写真が出てきた。「本人の元に写真を返したい」という訴えがネット上で反響を呼んでいる。
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新潟県の大学生、fujiwara rinさんは、12月初旬ごろネットオークションで、「ファーストフレックス」を100円で落札した。
カメラの中に入っていたフィルムを念のために現像に出したところ、モノクロの古い家族写真などが10数枚が写っていたという。fujiwaraさんは12月11日に、Twitter上に3枚の写真を公開した。割烹着を着た女性や、セーラー服を着た女子生徒、学ランを着た男子生徒らの姿がある。
「なんとかして写っとる本人の元に写真を返したい。SNSの力で本人に写真を見てもらいたい」と呼びかけたところ、13日現在で4万5000回以上もリツイートされている。
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fujiwaraさんが購入した「ファーストフレックス」は、日本の常盤精機が製造した二眼レフカメラで、戦後まもない1951年前後に生産されていたことが確認できる。
ネット上で写真を公開した理由についてfujiwaraさんは、以下のようにハフポスト日本版に答えた。
「普段から知人の写真をフィルムカメラで撮っており、そのデータを写っている本人に送ることをよくしています。今回も、純粋にこの写真を本人に見てほしいと思いました」
なお、fujiwaraさんはカメラの出品者にも問い合わせたが、写真の身元については「分からない」との返答だったという。