「スパイダーマン」など数多くのスーパーヒーローを生み出したアメコミの巨匠、スタン・リーさんが11月12日、アメリカ・ロサンゼルスで死去した。95歳だった。TMZなど複数の海外メディアが報じた。
リーさんは1922年、ニューヨーク生まれ。10代でコミックを手がける出版社に入社した。1960年代には作家やイラストレーターらとともに、「スパイダーマン」や「X-MEN」、「アイアンマン」、「マイティ・ソー」など、アメコミ界の代表的なキャラクターを数多く創出した。
訃報が伝えられると、スタン・リーさんの公式Twitterアカウントは「1922-2018 Excelsior!(エクセルシオール)」とツイート。「エクセルシオール」という言葉は、ラテン語で「さらなる高みへ」を意味しており、リーさんが編集後記の締めによく用いた言葉だった。
アメリカのエンターテインメント界を長きに渡って牽引し続けた巨匠の訃報に、ネット上では追悼の声が相次いでいる。
マーベル・スタジオの公式Twitterは、マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギ氏の「スタンは、私たちが人生を生き抜くための素晴らしい形見を残してくれた」とのコメントを投稿し、故人を悼んだ。
また、マーベル映画に出演したキャスト勢の多くが、SNSでリーさんへの追悼コメントを投稿した。 以下に一部の追悼文を紹介する。
「あなたには大きな借りがある...ご冥福をお祈りします」
「スタン・リーに代わるものはいない。彼は、数十年にわたって幅広い年代の人に冒険や脱出、安らぎ、自信、インスピレーション、強さ、友情、そして喜びを与えつづけた。彼が生み出した愛や優しさは、私たちの人生にずっと、ずっと、ずっと残りつづけるでしょう。エクセルシオール!!」