誕生から50年以上の歴史を持ち、世界中で人気の人形「バービー」。10月9日、発売元であるアメリカの玩具メーカー、マテルは新しいキャンペーン「ドリーム・ギャップ・プロジェクト(The Dream Gap Project)」を発表した。
マテルはこれまでに、「あなたは何にでもなれる(You Can Be Anything)」と呼びかけるキャンペーンも行ってきた。獣医にも、生物学者にも、大学教授にもなれる。それを伝えるため、多様な職業のバービー人形を発売した。
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今回の「ドリーム・ギャップ・プロジェクト」もその流れに繋がるもので、女の子に「夢と現実の差」を埋めよう、「女の子でも何にでもなれる」と呼びかけている。
公式サイトには、子どもたちの現状についてこう書かれている。
「研究によると、子どもたちはまだ小さいころに『女性は男性ほど賢くない』という文化的なステレオタイプを持ちはじめます。メディアや大人がじわじわと伝えることで、受け継がれて来たものです。自分自身の限界を低く設定させる、こうしたステレオタイプは、女の子の未来、キャリアに大きな影響を与えかねません。女性が輝かしいキャリアを目指すことを、諦めさせてしまうかもしれないのです。知的であることに価値が置かれる分野では特にそうです」
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NBCによると、同社は米ニューヨーク大学の研究者と共に研究を進め、キャンペーンを推進する予定だという。
マテルのリサ・マクナイト上流副社長は、「1959年以来、バービーは女の子たちに無限の可能性をもたらしてきました。若い時に力を発揮するように促すことは、その子の可能性を最大限引き出す鍵になると信じています」と述べている。