モスバーガーが謝罪。韓国の店舗で「⽇本産の⾷材を使⽤しておりません」と告知

4~9月中旬までトレーマットに記載されていた。
モスバーガー公式サイトより
モスバーガー公式サイトより
モスバーガー公式サイトより

モスバーガーを運営するモスフードサービスは10月12日、韓国のモスバーガーの店舗で使っていたトレーマットに誤解を招く表現があったとして、公式SNSなどを通じてお詫びを掲載した。

トレーマットの表現が日本国内で物議

同社の発表によると、合弁会社であるモスバーガーコリアが運営する店舗のトレーマットに「安⼼してお召し上がりください。モスバーガーコリアは⽇本産の⾷材を使⽤しておりません」と韓国語で書かれていた。

このトレーマットの写真が10月に入ってTwitterで拡散し、日本国内で批判が高まっていた。

これは、2011年の福島第一原子力発電所の事故以降、韓国で日本産食材の一部を輸入規制している。これらの背景から、モスバーガーで「輸入規制品を使っている」という誤った情報が流れたという。

同社は、それを「払拭するための緊急の表記だった」と説明している。

日本のSNS上では「未だに風評被害?」といった声が上がった。また、10月中旬にはテレビの情報番組で取り上げられた。

モスバーガー公式Twitterには「大好きでしたが、二度と買わない」「ずっと愛食してきた。本当に残念」などの書き込みが殺到し、炎上状態になっていた。

トレーマットは4~9月中旬まで使われた

モスフードサービスの発表では、2018年2⽉以降、韓国で「輸入規制がかかっている食材が使われている」といった誤情報が流布し始め、SNSを中心に批判が高まったという。

沈静化のため、韓国モスバーガーの店舗で、4~9月中旬まで、韓国内の13店舗でこのトレーマットを使用。誤情報が落ち着いたため、現在は通常のトレーマットを使っている。

日本国内から、このトレーマットに対して批判の声が上がったことについて同社は、「⽇本国内の皆様よりご批判をいただいていることを真摯に受け⽌めております」とし、「誤解を招く表現だったと反省しております。 今後、このようなことが無いよう、チェーン本部として指導を徹底してまいります」と謝罪した。

福島県産の農作物は、放射性物質の検査結果が公開されている

福島県産の農作物については、放射性物質の検査結果が全て公開されている。EUは2017年11月までに、福島第一原子力発電所の事故後に輸入規制していた福島県産のコメなど、10県の食品の一部または全部を対象から除外した

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