「台風24号」が東京など関東地方に接近中。やっておくべき家での準備をまとめた。

10月1日、首都圏直撃の恐れ。浸水対策はどうすればいい?
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大型で非常に強い台風24号は10月1日未明、東京など関東地方に最接近する恐れがある。気象庁が警戒を呼びかけている

気象庁によると、台風24号は9月29日午後4時現在、 那覇市の北約60キロにあり、中心気圧950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。 1時間に20キロの速さで北へ進んでいる。

台風接近に備えて、家にはどんな対策が必要?

台風では、浸水や窓ガラスの破損など、家に対する備えが大事。危険から身を守るためには、どんな準備が必要なのだろうか。状況が悪化する前に台風対策を知っておこう。

・窓や雨戸はカギをかけ、必要に応じてテープなどで補強する。

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・側溝や排水口を掃除、水はけを良くしておく。

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・風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定したり、家の中へ格納したりする(例:植木鉢、洗濯バサミ、ハンガーなど)。

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・屋根、塀、壁などの点検、補強する。

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・飛散防止フィルムなどを窓ガラスに貼る。また、窓ガラスが割れた時に怪我をしないよう、カーテンやブラインドをおろしておく。

・断水に備え、水道水を入れたポリタンク、風呂の水を張っておく。

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・床上の浸水対策をする。家財や家電などは浸水被害に備えて高所や2階に移動させる。 また、「簡易水のう」を入り口などに敷き詰めることで、水深の浅い初期の段階ならば、浸水を防ぐことができる。

高槻市ホームページより

・漏電を防ぐためコンセントは抜き、低い位置にあるものは高所へ移動させるなど。

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台風による停電でエアコンや冷蔵庫が機能しなくなる恐れがある。冷凍庫で保冷剤を用意しておけば、食料品の保全対策になり、窓を開けられない状況でも涼しく過ごす助けになる。

涼む時は、首や脇を冷やすと効果的だとされる。保冷剤がない場合は、ペットボトルで水を凍らせると良い。水が溶けたら、飲料水や生活用水としても使える。また原始的だが「うちわ」などがあると良い。風があるだけでも過ごしやすくなる。

家の備えはこれでOK。でも自分がけがをしたら元も子もない。台風が接近している間は、大雨や暴風の恐れがある。なるべく外へ出ないようにしよう。

用水路、海岸の見回りは絶対にしないこと。増水した用水路は道路との境目が分からなくなり、足を取られて流される危険がある。海岸では高潮に飲み込まれる恐れがある。

台風の接近中は、暴風や突風にあおられて転倒する危険がある。風が強くなり始めたら、屋外での作業は厳禁。家屋の補修は接近前に終わらせよう

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