ドナルド・トランプ大統領が最高裁判事の候補として指名したブレット・カバノー氏が、過去に複数の女性に対して性的暴行をはたらいてた疑惑をめぐり、告発した女性の1人であるクリスティーン・ブレイジー・フォード氏が9月27日、公聴会で証言した。
現在はパロアルト大学で心理学の教授を務めるフォード氏。2人が高校生だった1982年、カバノー氏から性的暴行を受けた様子を、時に感情を込み上げながら語った。
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フォード氏によると、当時15歳だった彼女は、メリーランド州でパーティーに参加した時に17歳だったカバノー氏に出会った。酒に酔ったカバノー氏に襲われ、服を脱がされそうになったという。カバノー氏と友人たちはフォード氏を部屋に閉じ込め、抵抗する声をかき消すために音楽の音量を上げて、彼女を押さえつけ、彼女が悲鳴を上げようとすると、手で口を押えた。
フォード氏は、「息ができなくて殺されると思った」と証言した。
これに対して、フォード氏の次に証言したカバノー氏は、自身の疑惑を「全くの無実だ」と否定。最高裁判事の承認指名を辞退することを拒否した。
この日、公聴会の会場の外には、デモに参加した人たちや傍聴者たちが集まった。彼らは証言を聴きながら、フォード氏に共感を寄せていた。
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公聴会を撮影したインパクトのある写真の数々を紹介する。

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上院の司法委員会は28日、カバノー氏を最高裁判事に任命する人事案を11対10の賛成多数で承認した上で、本会議での採決前に連邦捜査局(FBI)の調査を要求。トランプ大統領は同日、FBIにカバノー氏の性的暴行疑惑に関する捜査を指示した。上院本会議での採決は最長で1週間遅れることになる。
ハフポストUS版より翻訳、編集しました。
(翻訳・編集:久世和彦)