新しい政府専用機が8月17日、日本に到着した。内装工事をしていたスイスのバーゼルから、拠点となる北海道千歳市の航空自衛隊千歳基地に着陸した。時事ドットコムなどが報じた。
新型機はボーイング社の「777-300ER」で、2018年度で引退する現行の政府専用機「ボーイング747」の後継機として19年度から運用を始める。首相や皇室の海外訪問などに使用される。予備機を含む2機体制で運用し、残り1機は12月に配備される予定だ。
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日の丸をモチーフにした赤いラインは現行機と共通しているが、ラインが直線ではなく、ゆるやかなカーブを描いているのが特徴だ。
■現行機のボーイング747は退役へ
ジャンボジェットのニックネームで知られる「ボーイング747」は就航から40年以上も世界の航空路線で活躍していたが、2014年には国内の航空会社から姿を消した。将来的に国内の航空会社へ整備を委託できなくなることから、政府専用機の後継機を選定していた。
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